Mi MIX FOLD

中国シャオミが、ついにウワサのフォルダブルスマートフォンに参入します。製品名は『Mi MIX FOLD』。開いた状態で8.01インチの画面を備える、横折り・内側画面タイプ(Galaxy Z Foldシリーズに近い)形状のモデルとなります。

グレードはRAMとストレージ別に3種類。中国向けの価格は、ベーシックモデルとなるRAM 12GB+ストレージ256GBモデルが9999人民元(単純換算では約16万7900円)となります。上位となる12GB+512GBモデルは1万999元(約18万5000円)。

そしてスペシャルエディションとして、16GB+512GB構成の外装素材違い(セラミック)モデルも用意。こちらは1万2999人民元(約21万8300円)となります。

性能面では同社の最上位クラスに属するMi MIXシリーズだけあり、基本性能は現行フラッグシップ級。心臓部となるSoCにはクアルコムのSnapdragon 888を搭載し、RAMは高速なLPDDR5タイプ。ストレージの接続もUFS 3.1仕様です。

Mi MIX FOLD
Mi MIX FOLD

注目の画面解像度は内側画面が2480×1860、外側画面(6.52インチ有機EL)が2520×840と高め。内側、外側の画面ともにドルビービジョンHDRに対応し、外側画面は最高90Hzのリフレッシュレートにも対応します。

発表会では、対抗製品としてiPad miniとの比較を実施。またゲーム『原神』のプレイ画面などを公開し、ゲームマシンとしても高いポテンシャルを備える点などを紹介しています。

Mi MIX FOLD

また、開いた状態の画面面積の大きさを活かすべく『デスクトップモード』も搭載。これはいわゆる「Androidアプリをマルチウインドウ表示できる」タイプの機能です。


Mi MIX FOLD

そして技術的にはフォルダブル画面以上に大きな特徴となるのが、カメラ部です。その理由は、あらかじめ予告されていた“リキッドレンズ”技術が採用されているため。

Mi MIX FOLD

この技術は、特殊な液体を封入した袋をモーターで精密駆動し、レンズの役割をさせることで、これまでは兼用が難しかった複数のレンズの役割を担わせるというもの。

本機ではこのメリットを活かし、望遠レンズとマクロ(近接撮影)レンズの兼務を可能としていますが、それに加えて正確かつ高速なオートフォーカスやレンズとしての光学性能向上(分散性の低減)なども可能とする技術です。

Mi MIX FOLD

さらに画像処理エンジンとして、自社開発の単体チップ『Surge C1』を搭載。写真に関するアルゴリズムも自社開発することで、ホワイトバランス(色)の再現性向上や露出精度のアップ、オートフォーカス精度と速度アップなどが図れるとアピールしています。

メイン(背面)カメラユニットとしては、1億800万画素のメインと1300万画素の超広角、800万画素の光学3倍ズーム兼マクロ(こちらがリキッドレンズの模様)というトリプル構成。

イメージセンサーレベルでの画質的優位性こそ、先日発表された『Mi 11 Ultra』に譲りますが、1億800万画素をはじめとする機能面では、Mi 11無印やMi 11iを超えるものと呼べそうです(実際の画質は、画像処理エンジンとアルゴリズムの完成度に左右されるでしょうが)。


Mi MIX FOLD
Mi MIX FOLD

また、フォルダブルスマホで焦点となるヒンジ部の耐久性にも当然配慮。テストでは100万回の開閉をパスするヒンジ機構を採用し、素材レベルでの耐久性にも配慮。このあたりは先行メーカーをよく研究して自社製品に活かすという、シャオミの姿勢が良い意味で表れていそうです。

そしてSnapdragon 888の搭載で焦点となる冷却に関しては、『バタフライクーリング技術』を採用します。これはフォルダブルグラファイトシートを介して伝熱させることで、開いた状態での背面側全面を放熱に使用できるというもの。さらにSoCには伝熱性の高いベイパーチャンバーを採用することで、高効率な熱拡散を図っています。

Mi MIX FOLD

大画面ということで大容量が要求されるバッテリーは、5020mAhをキープ。高速充電仕様は最大67Wと、シャオミ最速仕様に対応します。

さらにスピーカーに関しても、ハーマンカードンの音響チューニングが施された4ユニット構成。大画面に見合ったサウンドを楽しめる構成です。


Mi MIX FOLD

このようにMi MIX FOLDは、先行する(横開きタイプ)フォルダブルスマホの良いところ取りをしたかのような仕様のモデル。

さらにリキッドレンズや単体画像処理エンジンチップ(しかも自社開発で)の搭載など、フォルダブルという点以外にも技術的な見どころが盛りだくさんの機種となっています。

日本での投入などは明らかになっていませんが、もし日本でも発売されるのであれば、わかりやすいフラッグシップモデルとしてブランド力を牽引する存在となるはず。個人的にも発売を期待したいところです。

Source:シャオミ(YouTube)