Surface

米マイクロソフトがクラウドサーバーとSurfaceデバイス向けに、自社設計のArmベースチップに取り組んでいるとの噂が報じられています。

大手メディアBloombergの情報筋によると、MSはデータセンター向けチップをArmアーキテクチャに基づき開発中とのことです。またSurface PCの一部に採用される別のチップも模索していると伝えられています。

さらに関係者の1人は、このチップはSurface用よりもサーバー用になる可能性が高いとも語っています。なぜならチップ設計部門がSurface製品を統括するパノス・パナイ氏ではなく、Azureクラウド事業の責任者であるジェイソン・ザンダー氏に報告しているため、とのことです。

MSの広報担当フランク・ショー氏は米Engadget等への声明のなかで「シリコン(チップ)は技術の基礎的な構成要素であるため、設計、製造、ツールなどの分野で独自の能力に投資を続ける一方で、幅広いチッププロバイダーとのパートナーシップを育成し、強化している」との一般論的なコメントを述べています。そしてMSとArm社ともに、MSがサーバーやPC用プロセッサに取り組んでいるかどうかにつきコメントを控えています。

インテル製Xeonチップは現在、インターネットや企業ネットワーク内サーバーのほとんどに採用されており、インテルにとって最も利益率の高い収入源となっています。Bloombergいわく、最近ではAMDに追い上げられているにもかかわらず、この市場の約90%を占めているとのこと。すなわち大手取引先のMSが自社設計チップに置き換えることは打撃となるため、インテル株は一時、約6.3%下落したと伝えられています。

すでにMSはSurface Pro Xシリーズに、クアルコムと共同開発したArmベースのSQ1(Snapdragon 8cxがベース)などを採用済みです。しかし同じくArmアーキテクチャであるM1チップ搭載Macが優れたパフォーマンスを証明されつつあるなか、非常に厳しい結果が出たこともありました

もしもMSがいっそう改善されたチップを開発してSurfaceデバイスに搭載することにもなれば、M1 Macと合わせてPC向けチップのトレンドに大きな影響を与え、ひいてはインテルも独自のArmプロセッサ開発を余儀なくされるのかもしれません。

Source:Bloomberg