Xbox

マイクロソフトが日本のゲームファンを獲得するため、国内に拠点を置くいくつかのゲーム開発会社に「小規模から大規模まで」買収を打診しているとの噂が報じられています。

Bloomberg報道によると、MSは日本での地位を強化することでライバルのソニーに対抗しようとしているとのこと。Xbox Series X|SやPS5ともにNintendo Switchが家族向けゲームで優位に立っている日本では苦戦を強いられる可能性が高いものの、前者は「国内での存在感は事実上ゼロ」であるため、シェアを拡大できる余地は十分に高いと分析されています。

また買収の噂とは別に、同記事はXboxパートナーシップ代表(ゲームクリエイターとの関係を統括する役職)のサラ・ボンド氏が、日本のゲーム開発者とXboxタイトル発売についての話し合いを強化しているとの発言を報道。その1つがコーエーテクモゲームスであるとして、鯉沼久史社長の前向きな発言も伝えています。

MSと国内ゲーム開発会社の接触は海外メディアでも既報ではありますが(買収の噂まで踏み込んだのは今回が恐らく初)本記事が興味深いのはソニーのPlayStation部門につき、日本離れが加速している噂話を報じていることです。

まず匿名従業員によると、ソニーは日本でのPS4の売上が期待外れだった後、米国市場をより重要視しているとのこと。さらに日本のマーケティングチームがPS4の販売台数を予想通りに伸ばさなかったことに米国側が不満を抱いたことや、その結果として日本スタッフはPS5のプロモーション計画から外されてカリフォルニア州(PlayStation事業の本社)からの指示待ちであるとの証言が伝えられています。

さらにソニーが日本での開発体制を弱めているとの噂もあり、国内の開発者サポートチームはピーク時に比べて3分の1も削減されており、社内最古のゲーム制作部門の1つJAPANスタジオも多くのゲームクリエイターとの定期契約を更新していないとのこと。そしてカリフォルニア本社の従業員による、米国側はPlayStationビジネスに日本でしか通用しないゲームは必要ないと考えているとの発言も報じられています。

本記事のすべてに裏付けが取れているわけではありませんが、PS5では決定ボタンが「×」に世界統一され、国内向け操作も長らく親しまれてきた「決定は○ボタン」からそちらに準拠となったことがうなずける印象もあります。ともあれMSの資金が国内ゲーム開発会社に注がれることが本当だとすれば朗報には違いなく、Xbox Series X|S向けの意欲的な新作ゲームが続々と登場することを期待したいところです。

Source:Bloomberg