Microsoft Exchange
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オンプレミスのExchange Server 2016および2019において、2022年1月1日以降にメール配信が停止する不具合が発生しています。

Microsoftは既に、この不具合に対応するためのPowerShellスクリプトをリリースしました。いまのところ顧客側での手動対応が必要ですが、対応不要のソリューションも開発中とのこと。


この問題は、Exchange Server内のマルウェアスキャンエンジンにおいて、「int32」と呼ばれる型の変数を利用していることに起因。同エンジンの記法において2022年1月1日以降の日付は、この最大値を超えてしまうことからスキャンエンジンがクラッシュし、メールがスタックしてしまうという障害です。

最近ではあまり聞かなくなりましたが、いわゆる2000年問題と同種の不具合です。


MSがリリースした修正スクリプトを実行することで、ひとまず問題は修正されますが、組織の規模によっては、スクリプトの実行に時間がかかる場合があるとのこと。また、問題は日付チェックの失敗に伴うもので、セキュリティ関連の問題ではないとしています。

なお、問題が発生するのは各組織が運用しているオンプレミスサーバーのみで、エッジトランポートサーバーでは影響はありません。また、オンプレミスであっても、受信のみに利用している環境であれば対応は不要です。

幸いなことに、多くの企業が休暇中に発生した不具合のため、大きな混乱はなかった様子。とはいえ、新年早々に対応を迫られたIT管理者にとっては、迷惑極まりない不具合と言えるでしょう。

日付問題といえば、この先にもいわゆる2038年問題が控えていますが、その際には大きな混乱が起きないことを今から願いたいところです。


Source: Microsoft