Microsoft Fllight Simulator
Microsoft

かつてなく広い層から注目されるフライトシム『Microsoft Flight Simulator』、Xbox Series X|S版は7月27日より正式提供です。約100GBの事前インストールをしておけば、日本時間で28日0時から遊べるようになります。

PC版の大型更新 Sim Update 5 も同時に配信開始。マイクロソフト フライトシミュレーターといえば、数十万円の本格的なゲーミングPCでも負荷が高く処理が重いことで悪名高いソフトですが、Xbox版にあわせた最適化の恩恵で fps (描画コマ数)は環境により数十%向上、RAM消費量も10GB近く減るなど大きく変わります。

MSフライトシミュレーター、次期更新で大幅に高速軽量化。Xbox版に向けた最適化でFPS 30%向上

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マイクロソフト フライトシミュレーター(MSFS)は、1982年から続くマイクロソフト最長のゲームシリーズ。2020年夏にPC版がリリースされた最新作は、衛星写真や航空写真、Bingマップの地図データ等をAIで解析することにより、地球全体の地形を樹木一本に至るまで再現したうえで、気象や風向き、全世界の運航情報などライブデータと組み合わせた「もうひとつの地球」を目指す野心的なプロジェクトです。

マイクロソフト フライトシミュレーター開発者インタビュー。VRやXbox対応など予定多数、「もうひとつの地球」目指す

Xbox版の事前ダウンロード容量は約97GB。重量級のゲームが増えてきた最新世代機としても貫禄のあるサイズですが、これでもPC版がリリース当時150GBを超えていたところから、アップデートと最適化を経て軽量化した「驚きの100GB切り」です。

Microsoft Flight Simulator
Engadget / Microsoft

メディア向けのプレビュービルドをインストールしたところ、この97GBに対してリリース前のデイゼロパッチが約27GBほどありました。正式リリース版をインストール済みでも、最終的なデイワンパッチのためにもう少しダウンロード待ちの必要があるかもしれません。

Xbox Series X|S 版はゲーム機にあわせた簡易版ではなく、グラフィックをハードウェアにあわせたほかはPC版と同一のマルチプラットフォームソフト。昨年秋に配信された第一弾「日本」以降、約2か月おきに世界各地のランドマークや著名空港等を追加してゆくワールドアップデートや、サードパーティー製のMODコンテンツまで含め、まったく同じものが動きます。

このワールドアップデートは無料ですが、任意で追加ダウンロードする形式です。Xbox版をパッチ含めてインストールしたのち、無料追加コンテンツとプレミアムデラックス相当の追加機体等をすべてインストールするにはさらに16GBほど必要でした。

現状、Xbox Series Xのストレージ上では約102GBのゲームデータと、約30GBの予約領域が使われています。ほかのゲームを消してギリギリ100GB空けた状態ではさらに整頓が必要になるかもしれません。

プレビュー版ファーストインプレッション

実際にプレビュー版を Xbox Series Xで遊んでみたところ、ロード速度・描画速度ともに驚くほど快適。PC版では腰を据えて今日は飛ぶぞと覚悟のようなものが必要な重量級のソフトでしたが、Xboxでは快適に手軽に、軽率に世界中を飛び回る楽しさが味わえます。

フライト「シミュレーター」なので、現実の航空機と同じ飛行前のチェックやエンジン始動から操作することもできる一方、豊富なアシスト設定のおかげで、ゲームパッドだけでただ遊覧飛行や風に乗る感覚を味わうことも容易。

フライトシミュレーターといえばまず離陸が難しかったり、難しい着陸の手順が思い浮かびますが、チュートリアルで初歩から学ぶ道が用意されている一方で、離陸はボタンひとつでエンジン出力を上げれは失速しない最適なタイミングと角度で勝手に離陸してくれるアシストや、どころか世界の任意の場所で飛行した状態から始めることすら可能です。

Microsoft Flight Simulator
Engadget / Microsoft

Xbox版は Series Xの場合出力解像度が4K、Series Sの場合 1080p でどちらも30fps描画。フライトシミュレーター自体がアクションゲーム等と違い激しいカメラ移動を伴わないこともあって、快適さを犠牲に無理やり動かしている感はまるでなく、むしろそこそこのゲーミングPCより歴然と快適です。

fpsの低さが感じられるのは、都市など特にややこしい地形で低空を飛ぶときや、カメラを大きく振るとき程度。もちろん60fps超を達成できる高額なゲーミングPCならばそうした場合も快適ですが、Xbox Series X|Sでも通常の飛行で「低品質を我慢している感覚」はありません。

(ただしこれはXbox版が現状のPC版よりも処理を最適化していることも大きな理由です。これまで設定に苦労して20fpsや30fpsだったPCでも、特に高速なGPUを載せているなら、Sim Update 5 以降は大幅に快適になる可能性があります。)

Xbox Series X|S版は30fps制限ではあるものの、これは飛ぶ地形の複雑さや気象エフェクトといった環境により大きく負荷が変わるゲームをできるだけ均一に滑らかに動かすための設定。VRR (バリアブルリフレッシュレート)対応のテレビを使っていれば、負荷が低い場所ではより滑らかに、最大性能を享受できます。

Microsoft Flight Simulator
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驚いたのは、ワールドマップから目的地や気象条件、機体などを選択してから実際に飛べるまでのロードの短さ。

設定や環境によるものの、PCでは比較的高速な NVMe SSD を使ってもロードが長く、低速なPCの場合は数分単位で待つ必要があったのに対して、Xbox版では数十秒、多くの場合で20秒以下でいきなり飛べます。

PC版のMSFSをほぼそのまま Xboxに持ってきたソフトなので、操作はゲームパッド以外にフライトスティックも、キーボードもマウスも利用可能。

複数の入力機器を併用できるため、スティックやスロットルとしてゲームパッドを使い、コックピットの計器やスイッチの操作にマウスを使ったり、キーボードに各種のボタンを割り当てることもできます。

一点、Xbox版の操作について TIPS のようなものを挙げるとすれば、おそらくマウスがあったほうが快適。これはPC版がマウスを前提としていること、またフライトシミュレーター自体が、非常に複雑な実物の航空機の操縦を限りなくリアルに再現する志向であることから、ゲームパッドだけの操作では煩雑になる場合があるため。

ゲームパッドでも、Lスティックを押し込むことで画面にカーソルが現れ、任意をUIメニューや操作パネル上のボタン等とインタラクトできますが、一般的なUSBマウスを接続しておけば、メニュー操作を含めてもっと楽になります。

このゲームパッドを使ったカーソルモードのとき、つまりスティックを操縦桿ではなくポインタ移動に使っているあいだは、落ちないようAIが操縦してくれるアシスト設定もあります。

Microsoft Flight Simulator
キリン、カモメ、フラミンゴ、鴨、カバ、ゾウ、クマといった動物もいます
Engadget / Microsoft

(プレビュービルドだけの問題かもしれませんが、パッドだけを接続して操作中なのに、他の機器が接続されていると誤認したのか、一部のUIが操作できなくなり「手詰まり」状態になることがありました。

その場合でもXboxボタンやシステム操作はできるため、ソフトを落として再起動するか、MSFSの操作設定でコントローラ・規定に設定し直すことで復帰できました。この状態でも、マウスがあれば再起動の必要なくそのまま操作できます。再現の条件は不明ですが、スティックなど複数の入力機器をとっかえひっかえした際に発生する事象かもしれません。)

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エリコンこと Elite コントローラはスティックの軸を長いものと交換でき、抵抗も調整できるため、滑らかで精妙なスティック操作とパッドの手軽さを両立できる点でおすすめです。

Microsoft Flight Simulator
Engadget / Microsoft

マイクロソフト フライトシミュレーターの価格はスタンダード版 7450円。

MicrosoftストアでPC版を購入済みの場合、Xbox版は無料でダウンロードできます。逆にXbox版を買って、あとからPC版を無料入手も可能です。(マイクロソフトの Cross Buy 施策。SteamでPC版を買った場合、Xbox版を無料入手はできません。)

ゲームのサブスク Xbox Game Pass に初日から含まれるため、加入者ならば追加料金なしで遊べます。 Xbox Game Pass は初月100円のキャンペーン中。

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