Smith Collection/Gado/Getty Images
Smith Collection/Gado/Getty Images

マイクロソフトが、GM傘下の自動運転車開発企業”Cruise”の資金調達ラウンドで20億ドルを投資しました。Googleの自動運転開発部門Waymoも昨年32億ドルを調達しており、Cruiseは今回の投資を得てWaymoに戦いを挑むことになります。

マイクロソフトにとっては自動運転技術分野への初めての大規模な投資となりますが、すでにソフト面ではフォルクスワーゲン、BMW、フォードなどにMicrosoft Connected Vehicle Platform (MCVP)と称するコネクテッドカー向けの共通システムを「デジタルシャシー」として提供しています。

マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは、Cruiseおよび親会社のGMが、MicrosoftのクラウドコンピューティングプラットフォームAzureを使い「自動運転輸送の拡大と主流化を支援する」と述べています。またGMのCEOメアリー・バーラ氏は「2025年までに世界で30台の新しい電気自動車を発売し、成長を促進する新しいビジネスとサービスを創出することで、クラウドコンピューティングからさらに多くのメリットを引き出します」としました。

マイクロソフトの関与は今後の自動運転市場には重要な出来事になるかもしれません。Cruiseはライドシェア用の自動運転EV”Cruise Origin”をGMやホンダと共同開発しており、サービスを回すにはクラウドが不可欠です。新型コロナのパンデミックのおかげで無人運転ライドシェアは厳しい状況ですが、今回の投資がコロナ禍を乗り越えた後のCruiseの強化に役立つはずです。

マイクロソフトにとっては自動運転やライドシェア事業はそれほど重要ではないかもしれません。ただ、宣伝効果は高いと考えられ、そこからの顧客流入も得られる可能性がありそうです。

source:Microsoft