MIT、人間の指を模したロボットグリッパーを開発。繊細な作業も得意に

イヤホンの先っぽを探してプラグを差し込むといった動きも可能

中田ボンベ(Bonbe Nakata)
中田ボンベ(Bonbe Nakata)
2020年07月14日, 午後 06:00 in MIT
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CSAIL

2020年7月13日(現地時間)、MITのコンピュータ科学・人工知能研究所(CSAIL)は、細長いケーブルでも繊細に扱うことのできる「人間の指を模したロボットグリッパー」を開発しました。

糸やワイヤーといった細長いものを結んだり、ぐねぐねとした柔軟なものを持ったりするのは面倒なもの。こうした繊細な作業はロボットアームも苦手としており、これまでは固定具を使う、ゆっくりとロボットを動かすといったアプローチで作業を行ってきました。

MITのチームは、従来は難しかった繊細な作業を「人間の手を模したロボットグリッパー」に行わせることで解決しようとしています。

今回開発されたグリッパーは、人間の親指と人差し指のような一対のソフトグリップで構成されており、指先に当たる部分にはカメラが埋め込まれたゴム製の触覚センサーを搭載。対象物が指先をスライドした際にセンサーが摩擦力を測定し、グリップの強さを調節したり、対象物が指から落ちないようにグリッパーの動きを修正したりします。

公開された実験動画では、グリッパーがUSBケーブルを握りながら先端を探す、イヤホンケーブルをたぐり寄せてプラグを差し込むといった、人が日常的に行っているアクションを見事に実行しています。

今後は、ケーブルの配線や障害物を通過してのプラグ挿入など、さらに複雑かつ繊細な作業が行えるようにしたいとのこと。人の手で行うような繊細な作業が可能になれば、ロボットアームの活用の幅も広がります。日常生活だけでなく、手術の際の縫合など医療現場での活躍も期待されます。

Sauce:MIT CSAIL

 
 

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