サムスンとファーウェイのスマホとつなげてノートPCのように使えるMobileBook:旅人目線のデジタルレポ 中山智

対応スマートフォンを持っているならサブのパソコン的作業用として使うのはアリかも

中山智 (Satoru Nakayama)
中山智 (Satoru Nakayama), @yenma
2020年06月20日, 午前 08:00 in Amazon
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旅人ITライターの中山です。サムスンの「Galaxy Sシリーズ」や「Galaxy Noteシリーズ」、ファーウェイの「Mateシリーズ」や「Pシリーズ」には、外部ディスプレーに接続すると、パソコンのようなインターフェースで利用できるPCモードが用意されています。みなさん使ったことはありますか?

このPCモード、実際に使うとなるとディスプレーだけでなく、キーボードなども用意する必要があり、結構大変なんですよね。そんなPCモードを手軽に使えるのが「MobileBook 11.6インチ UQ-MB116N for Android」(以下MobileBook)です。

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▲「MobileBook 11.6インチ UQ-MB116N for Android」は、Amazon限定100台で先行発売中。価格は3万9800円。

MobileBookは一見すると、クラムシェル型のノートPCに見えますが、プロセッサーやストレージなどは入っていません。PCモードが利用できるスマートフォンを接続することで、ノートPCライクに使えるようになるアイテムです。今回の記事では、MobileBookを販売しているユニークから、実機を借りてチェックしてみました。

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▲ディスプレーを最大に開いた状態

ディスプレーは11.6インチ(1920×1080ドット)で本体サイズは約277(W)×190(D)×15.6~16.3(H)mm。重量は約920gとなっています。本体にはバッテリーも搭載しており、容量は約4000mAh。MobileBook本体を動作させるだけでなく、接続したスマートフォンへ給電する機能もあります。

インターフェースは本体右側面にイヤホンジャックとUSB Type-A、microSDカードスロットを配置。本体左側面には充電端子とUSB Type-A、mini HDMI(出力)、Type-Cが用意されています。ちなみにUSBのType-Aは片方が2.0でもう片方が3.0ですが、どちらも青いコネクターのため見た目では判別できません。

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▲左側面のインターフェース

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▲右側面のインターフェース

充電が専用アダプターなのは残念なポイント。ここもType-Cだったら、スマートフォンと充電器を使い回せるので便利ですよね。

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▲本体付属の充電器

キーボードは英語配列のみ。こういった製品の場合、無理矢理日本語配列にすると、使いにくい配列になりがちなので、素直に英語配列のほうがよさそうです。キーピッチは18mmでタイピングはしやすい印象。ただし、「Delete」が「Enter」の真上にあり、間違って何度か押してしまうことがありました。

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▲キーボードは英語配列

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▲キーピッチは約18mm

PCモードで使う場合は、対応するスマートフォンをType-Cケーブルで接続します。ちなみに対応機種一覧にはGalaxy S20シリーズやMate 30 Proなど最新モデルは記載されていませんが、問題なく使えました。

MobileBookとスマートフォンを接続すると、初回時にはGalaxyシリーズなら「DeX」、ファーウェイ製品なら「EMUI」をオンにするかどうか確認が表示されます。いったん設定すれば、あとは接続すれば自動なので簡単。

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▲初回起動時に接続設定はあるものの、以降は挿すだけで使える

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▲サムスン「DeX」のデスクトップ画面

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▲ファーウェイ「EMUI」のデスクトップ画面

接続すれば、あとはノートPCのように使えます。インストールされているアプリを起動して使えるだけでなく、複数アプリを同時に起動してマルチウインドー・マルチタスクで作業ができます。

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▲YouTubeの視聴も問題なし

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▲スマートフォンにインストールされているアプリが利用できる

試しにGalaxy S9とP30 Proを接続してテスト。それぞれZoomでビデオ会議に参加しつつ、ワープロアプリでメモを書くという動作も問題なく行えました。ただしMobileBook本体のディスプレー上部にあるレンズ穴はダミーで、カメラ機能は搭載していません。カメラは接続したスマートフォンの機能を使います。

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▲「DeX」でZoom + テキスト入力

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▲「EMUI」でZoom + テキスト入力

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▲本体のカメラ穴はダミー

文字入力に関しても、一応問題なくタイプできます。一応というのは、ファーウェイのスマートフォンを接続した場合、標準のIMEだと変換候補が見にくい位置に表示されます。これを回避するため「Google日本語入力」をインストールすれば、入力している場所のそばに変換候補が表示され、パソコンでの入力的な使い方ができます。

一方サムスンのDeXのほうは、標準のIMEでは変換候補がスマートフォン側に表示されてしまいます。DeX利用時はほかのIMEが使えないようで、Google日本語入力をインストールしてもダメ。このあたりはMobileBookというより、DeX仕様なので改善して欲しいですね。

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▲「DeX」の場合、変換候補がスマホ側に表示されるので、日本語入力には難あり

MobileBookの本体には、mini HDMIの出力端子があるので、ここからさらに外部ディスプレーへと出力すればマルチディスプレーでの利用も可能です。ただしサムスンのDeX、ファーウェイのEMUIともにミラーリングにしか対応していないようで、同じ画面が表示されるだけです。DeX、EMUIそれぞれにWindowsの拡張表示のような機能がないと、HDMI出力は活かせないかも。設定を見落としていたらすみません。

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▲「DeX」でmini HDMIからさらにディスプレーへ出力するも、ミラーリングのみ

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▲「EMUI」でもミラーリングなのは同じ

ちなみにThunderbolt 3を搭載したノートPCとつなげてみたところ、こちらでも利用できました。拡張表示で2画面目として表示でき、さらにキーボードやタッチパッドなども使えました。メーカーが保証する使用方法ではありませんが、PC用のサブモニターとして使ってもおもしろいかも。

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▲試しにThunderbolt 3搭載PCとつなげてみたら、使えちゃいました

WindowsやMacのようなパソコン・・・・・・までは便利に使えませんが、ある程度機能を絞ってサブ機的に使うなら問題なし。在宅勤務やオンライン授業が増え、自宅のパソコンが家族で取り合いというケースもあるようなので、パソコン利用がかち合ったときの対策として、対応スマホをもっているなら購入するのもアリじゃないかと思います。

 
 

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