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3月26日は、Nintendo Switch用ソフト「モンスターハンター ライズ」の発売日ですが、映画「モンスターハンター」の公開日でもあります。

モンスターハンター ライズ(Amazon)

スイッチ向け完全新作『モンスターハンター RISE』発表。騎乗オトモや「翔蟲」フックで高速立体機動

公開日前の試写会に参加した筆者のレポートをお届けします。映画「モンスターハンター」は監督・脚本をポール・W・S・アンダーソン、主演をミラ・ジョヴォヴィッチという、映画「バイオハザード」シリーズのタッグによる作品です。

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あらすじとしては、アルテミス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)率いる特殊部隊が砂漠での作戦中に激しい砂嵐に飲み込まれると超巨大モンスターがばっこする世界に迷いこんでしまう。という異世界転移モノな設定となっています。アルテミス(ミラ)は、異世界で生き抜き、モンスターと戦い、元の世界へ戻る方法探っゆくというのが大まかなストーリーです。

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本作の見どころは強いモンスターです。アンダーソン監督は「この映画にとってモンスターは、ストーリーや出演者と同程度に惹きとなる要素だった」と語り、作中のモンスターの造形についてはカプコンのチームと密な連携をとり細部まで精巧に仕上げています。加えて、本作のモンスターは強いのです。

筆者のゲーム体験のハナシですが、最近のモンハンシリーズでは自身のプレイスキルの向上や、協力プレイのシステムもあってか大概のモンスターはそこまで苦戦せず倒せていました。モンスターの攻撃パターンがある程度わかれば仲間と袋叩き状態で狩って、素材を集める対象……。しかも映画に登場する「ディアブロス亜種」「リオレウス」はゲームの序盤に出てくるモンスターです。

ゲーム体験から若干侮っていたぶんのギャップもあってか、映画ではめちゃくちゃ強くて怖く感じたのです。しかも、登場するモンスターにはたっぷりと活躍するシーンが用意されています。異世界転移的な設定もあるため、近代兵器VSモンスターという怪獣映画的なお楽しみ要素あります。

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しかし、戦闘やストーリーには若干引っかかるものがあります。まず、致命的だったのは中々「モンスターを狩る」シーンにならないことです。異世界に行ったアルテミス(ミラ)は散々な目にあったのちに、何だかんだあってモンスターと戦うわけですが、そこまでの道のりがやたらと長いのです。

主に現地住人の男ハンター(トニー・ジャー)との交流が描かれるのですが、妙に尺が長いうえに、彼とは言葉が通じない為まともなコミュニケーションがとれません。若干ですが文化の違いから引き起こされる諍いやギャグなどがあるのですが、どれも薄味。はっきり言って退屈な時間が続きます。

アクションについてはゲームに準拠して、大剣・双剣・弓などを駆使するわけですが、「実写」となると近接武器を持ってモンスターに挑む構図がどうしても無理があるように感じてしまいました。

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▲アイルーも登場します

加えて、残念なポイントはモンスターハンターシリーズのテーマ曲「英雄の証」が流れないことです。

上記の動画は「英雄の証」を採用した予告編です。やはり、この楽曲が流れるとモンハン感が高まります。しかし、本編では流れません。吹替版では声優紹介のクレジットでちょびっと流れるのみです。本編でしっかり聴きたかった……。

若干引っかかる場面があったとしても、この「英雄の証」が流れれてマップとモンスターが大きく写し出されれば、ゲームのファンの溜飲が多少は下がるのかと思うので残念でなりません。

などと、細かな不満を述べてしまいましたが視聴後は割とすがすがしい気分でした。怪獣映画として筆者には十分に楽しく感じたからです。巨大スクリーンとリッチな音響でリオレウス達が暴れまわる姿を観たい方ならば、映画館に足を運んでも満足な体験を得られるでしょう。

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関連リンク:映画「モンスターハンター」

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