moto e7

motorolaは2月26日、エントリークラスのスマートフォン「moto e7」、「moto e7 power」を発売します。moto e7は1万8800円(税込)、e7 powerも1万6800円(税込)と1万円台で購入できるのが大きな魅力です。ただ、背面デザインが違うとはいえ、仕様的には非常に近いこの2台。購入するにしてもどちらを選べばいいか迷うかもしれません。今回、発売前に実機をお借りできたので、一体何が違うのかを簡単に比較してみました。

仕様が近いmoto e7とe7 power

最初に、2台の仕様を簡単に比較してみました。これをみても、ほぼ同じ端末だというのがわかります。

moto e7

ディスプレイは、どちらも6.5インチ 1600x 720のIPS液晶。フロントカメラ部は、水滴型のノッチとなっています。外観サイズもほぼ同じなので、正面からぱっと見でどちらかを判別するのはかなり難しいです。

moto e7
▲左がe7、右はe7 power

片手で操作するにはかなり厳しいサイズ感。画面タッチ等は両手での操作が必須になります。

moto e7

そんな2台を正面からぱっと見で判別するポイントになりそうなのが、Googleアシスタントボタンの位置。e7は本体向かって左側に配置されているのに対し、e7 powerが本体右側、ボリュームボタンの上部に配置されています。

左側にあるmoto e7は、左手に持ったときに親指で簡単にボタンを押せるのですが、moto e7 powerは本体をかなり上気味に持たないと片手では押せません。両手を使うならホームボタン長押しでもいい気はしますが、物理ボタンならスリープ状態からもすぐに起動出来るのはメリットかもしれません。

ちなみに、ボタンには他の機能を割り当てることはできず、Googleアシスタント専用となっています。

moto e7
▲上がe7 power。Googleアシスタントボタンがボリュームの上にあります

SIMスロットはどちらも本体左側に配置。DSDVに対応したデュアルSIM仕様ですが、SIMの片側はmicroSDと兼用になっています。

moto e7

2機種でもっとも大きな違いとなるのが背面のデザインです。カメラ部のデザインもですが、背面の質感が異なっており、moto e7 powerはマットな手触り。moto e7のほうはカメラを中心に同心円状に細かい溝が刻まれており、滑り止めとなっています。ただ、これを指でなぞった際のざらっとした感触は好き嫌いが分かれそうです。

moto e7
▲左がmoto e7、右がmoto e7 power。なお、ロゴ部分はどちらも指紋センサです

カメラはmoto e7が有利

背面カメラの仕様も、2機種で大きく異なる部分です。標準+マクロという校正自体に変わりはありませんが、moto e7 powerの標準カメラが13MPなのに対して、moto e7は48MP。この48MPを4ピクセルを束ねて1ピクセルとして扱い、より多くの光量を取り込むクアッドピクセルテクノロジーに対応します。とはいえ、これはオフにできないので、最大撮影サイズは4000x3000(12MP)です。一方のe7 powerは4160x3120(12.98MP)での撮影が可能。

moto e7

実際に何枚か撮り比べてみましたが、moto e7のほうが昼も夜もかなりシャープな写真が撮影できる印象です。撮影者の腕もあるのであくまで参考程度ですが、いくつか写真を並べておきます。

moto e7
▲moto e7

moto e7
▲moto e7 power

moto e7
▲moto e7

moto e7
▲moto e7 power

夜景モードはmoto e7のみ対応します。とはいえ、標準モードと夜景モードの差がわかりません。写真の詳細情報を見ると、夜景モードでは露出が+0.5ステップされており、差はそれだけなのかもしれません。

moto e7
▲moto e7 標準モード

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▲moto e7 夜景モード。標準撮影との違いがわかりません……

moto e7
▲moto e7 power

はじめてのスマホならmoto e7がお勧め

どちらもSoCはMediaTek G25(2GHz オクタコア)ですが、RAMがe7は4GB、e7 powerは2GBという違いがあります。この違いのためなのか、moto e 7 powerは1つ1つの動作にもたつきを感じます。moto e7のほうも軽快に動作するとは言えませんが、許容範囲といったところです。

ちなみにAnTuTuベンチマークの結果は、e7が10万8929、e7 powerは完走できず。Geekbench 5はe7がシングル153、マルチ848。e7 powerがシングル133、マルチ499となりました。

moto e7
▲左からe7のAnTuTuスコア、e7のGeekbench 5、e7 powerのGeekbench 5

moto e7、e7 powerともエントリークラスで、スマートフォンを初めて購入するあるいは子供に持たせるために親が購入するといったあたりを想定したモデルだと思います。ただその場合、moto e7 powerはRAM、ストレージともにかなり厳しく、それなりに使い方を工夫しなければいけなくなるはずです。それを考えると、かなり分かった人でないと実運用は難しいのではないかと思えます。

その点moto e7は、エントリーなりに普通に使える端末といった印象です。e7 powerはバッテリー容量が5000mAhというアドバンテージがありますが、e7も4000mAhを搭載しており、そこまでの差はなさそうです。それよりも、RAMやストレージの容量を重視すべきでしょう。価格差も2000円なので、あえて少ないメモリでのやりくりを試したいという人でなければ、moto e7のほうを強くお勧めしたいところです。