motorola moto g100

モトローラ・モビリティ・ジャパンは5月13日、国内展開しているmoto gファミリーでは初の5G対応端末となるmoto g100を5月28日に発売すると発表しました。SMOTO STOREでの価格は、5万8800円(税込)です。

これまでのmoto gファミリーは、そこそこな仕様で手ごろな価格のミドルクラス端末というイメージでしたが、moto g100はSnapdragon 870を搭載するハイエンド端末。最近のSnapdragon 888を搭載する他社のフラッグシップと比較するとさすがに見劣りしますが、2020年に発売された端末となら、ほとんど見劣りはしません。とはいえ、低価格を実現するためか、所々、仕様が落とされている部分もあります。

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主な仕様としては、Snapdragon 870にRAM8GB、ストレージ128GB、最大1TBのmicroSDXCにも対応。バッテリー容量は5000mAhで20Wの高速充電に対応。5G(Sub6対応)のほか、WiFi 6にも対応しています。本体サイズは168.38 x 73.97 x 9.69mmで、重さは約215gとなります。

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6.7インチ、21:9の縦長ディスプレイ搭載

ディスプレイは6.7インチの液晶で、解像度は2520x1080。最近のXperiaと同じく、アスペクト比21:9の縦長ディスプレイです。リフレッシュレートは、90Hzに対応します。フロントカメラは1600万画素(広角78°)に加えて、800万画素(超広角118°)のデュアル仕様。

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▲フロントカメラもデュアル仕様

背面カメラは6400万画素の標準に1600万画素の超広角+マクロ、200万画素の深度センサーという3眼構成。加えてToFセンサーも搭載します。

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また、これまでmotorola端末の指紋センサといえば、背面の「M」ロゴが定番でしたが、moto g100では、側面の電源ボタンと兼用になりました。

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▲指紋センサは電源ボタンと兼用。正直、ちょっと操作しにくい

電源ボタンを2回軽くタップすると、専用ランチャーが表示されるPOWER TOUCHを新搭載しています。

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▲電源ボタンを軽く2回タップするとランチャーが起動。もちろん、表示内容はカスタマイズ可能です

向かって左側面には、Googleアシスタントボタンを搭載。SIMスロットはデュアル仕様で片方がmicroSDと排他利用です。なお、5G+4GのDSDSに対応しています。

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▲デュアルSIMですが、片方はmicroSDと兼用

底面には3.5mmジャックも備えます。

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マクロ用リングライトにデュアル撮影

moto g100の背面カメラは、いくつかの特徴的な機能を備えており、その1つがマクロ用のリングライトです。マクロ(広角兼用)レンズの周りにリングライトがあり、マクロ撮影時に点灯させられます。

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マクロ撮影では、スマートフォン自体の影により暗くなりがちですが、リングライトがあれば、その問題も解決できます。

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▲リングライトあり(左)とライトなし(右)。ライトがないと暗くなるのを補正したのか、色味が不自然に

標準レンズと超広角レンズの写りは、極々平均的な印象です。そろそろ余程のハイエンドモデルでもなければ、写真写りに差は出にくくなっているのかもしれません。

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▲標準レンズで撮影

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▲広角(0.5倍)で撮影

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▲motorola端末ではおなじみの、選んだ色だけを残すスポットカラーなどのエフェクトも搭載します

カメラ関連でもう一つ特徴的なのが、動画のデュアル撮影機能です。これは、背面カメラと正面カメラの両方の映像を同時に撮影できるというもの。画面2分割あるいはピクチャーインピクチャー形式を選択可能。どちらのカメラも撮影中に標準と超広角を切り替えが可能です。

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▲デュアル撮影。2分割(左)とPinP(右)表示を選択可能。インカメラとアウトカメラの表示位置は入れ替えできます

このほか、動画撮影では、ビューワインダーのズームした領域の音声を増幅する「Audio Zoom」機能も搭載しています。

デスクトップ風に利用できるReady For

カメラ機能と並び、moto g100の目玉機能となりそうなのが、ディスプレイを接続し、デスクトップ風な環境で利用できるReady Forです。

ようするに、SamsungのDeXやHUAWEIのPCモードと同じようなものですが、motorolaといえば、かつてスマートフォンをディスプレイや専用ラップトップに接続し、デスクトップ風環境で利用できるWebtopを開発していたこともありました。Webtop自体は2012年に開発を終了してしまいましたが、ほぼ同じ構想が復活したことになります。

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▲デスクトップ風のマルチウインドウ環境で利用可能。マウスとキーボードがない場合、moto g100のをタッチパッドやキーボードとして利用できます

ただ、DeXらと違うのは、デスクトップ環境のほかゲーム・テレビ・ビデオチャットに特化したモードを備えている点です。

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▲各モードの選択画面

テレビであればYouTubeなどの動画サービスを。ゲームであればインストールしたゲームアプリを、ビデオチャットはDuoやZoomなどを、それぞれ接続したディスプレイで利用できます。ミラーリングとは違い、moto g100側では別のアプリを利用することもできます(というか、同じアプリは表示できません)。

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▲ゲームも外付けディスプレイで表示可能。このディスプレイはタッチ対応なので、抱えながらプレイもできました

ゲームを大きな画面でプレイできるとは言え、スマートフォンを持って操作ができるわけではないので、別途コントローラーやマウス、キーボードは必要です。ただ、モバイルディスプレイなどでタッチ操作に対応しているのであれば、大きなタブレット的にプレイもできます。

5万円台のハイエンドモデル、FeliCa非搭載が惜しい

最後に、ベンチマークを測定してみました。AnTuTuのスコアは「677434」。Snapdragon 870を搭載しているだけに、かなりの高スコアとなっています。

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▲左からAnTuTu(677434)、Geekbench 5(Single 954、Multi 2748)、3D Mark Wild Life(4139)

5万円台と手ごろな価格ながら、いくつもの特徴的な機能を備えたmoto g100は、今夏の注目端末となるかもしれません。とはいえ、この価格帯であればFeliCaは搭載してほしかったところ。FeliCaは不要ということであれば、メイン端末としても快適に使えそうです。

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