moto g9 play

モトローラ・モビリティ・ジャパンが10月30日に発売するSIMフリースマーフォン「moto g9 play」と「moto g PRO」。人気のmoto gシリーズ第9世代となる端末ですが、moto g PROのほうは、海外では2月にmoto g stylusとして発表されていた端末でもあります。

そして、もともとほとんどカスタマイズが行われていないmotorola端末ですが、moto g PROはピュアAndroidであるAndroid One端末となっています。また、PROの名に相応しく、スタイラス内蔵や広角アクションカメラを搭載するなど、moto g playとの差別化が図られているのが面白いところです。

moto g9 playとmoto g PROの外観を比較

まずmoto g9 playですが、ディスプレイは6.5インチ HD+(1600x720ピクセル)のIPS液晶。800万画素のフロントカメラには、水滴型のノッチが採用されています。

moto g9 play
▲水滴型ノッチのmoto g9 play

もう一方のmoto g PROは、6.4インチのIPS液晶で、moto g9 playよりも一回り小型。ただし解像度は高くFHD+(2300x1080)です。1600万画素のフロントカメラには、パンチホールを採用しています。

moto g pro
▲パンチホールのmoto g PRO

画面サイズに加え、moto g PROのほうが上下のベゼル幅がやや細い印象です。筐体サイズもmoto g9 playの165.21 x 75.73 x 9.18mmに対して、moto g PROは158.55 x 75.8 x 9.2mmと縦方向が7mm弱短くなっています。

moto g9 play
▲moto g 9 play(左)とmoto g PRO(右)

背面カメラはどちらもトリプルカメラですが、この構成も大きく異なっています。moto g9 playは4800万画素のメインカメラに200万画素のマクロと深度センサーという組み合わせ。カメラの配置も背面上部中央の四角いバンプがある新しいスタイルです。背面ロゴが指紋センサーになっているのは従来通り。

moto g9 play
▲四角いバンプのmoto g9 play

moto g PROは、4800万画素のメインカメラと200万画素のマクロは同一ですが、深度センサーの代わりに1600万画素 117°の広角アクションカメラを搭載します。カメラの配置は左端に寄った従来のスタイルを踏襲します。

moto g PRO
▲従来スタイルのmoto g PRO

なお、電源ボタンとボリュームボタンが右側面にあるのは共通ですが、moto g9 playのみ、ボリュームボタンの上にGoogleアシスタント専用ボタンを搭載しています。

moto g 9 play
▲moto g9 playにのみGoogleアシスタント専用ボタン

どちらも3.5mmジャックを備えており、moto g9 playは上側、moto g PROは下側にあります。

moto g9 play
▲moto g9 playは上面に3.5mmジャック
moto g PRO
▲moto g PROは底面に3.5mmジャックがあります

SIMはどちらもデュアル仕様。そしてどちらもSIM2がmicroSDとの排他になっています。

moto g9 play
▲SIMトレイはどちらも片方がmicroSDと排他になっています

カメラの基本性能は同じ

カメラ性能ですが、同じレンズ、そして同じメーカーと言うこともあり、機能的にはほぼ同一。motorola端末ではお馴染みの、特定のカラーだけを残すスポットカラーや、人物の背景を差し替えるカットアウトなどのフィルター撮影も行えます。

また、4800万画素のカメラは、光量が足りない場合には4つのピクセルを束ねて光量を確保するクアッドピクセルテクノロジーや、ナイトビジョンの搭載など、暗所に強いこともアピールされています。

なお、肝心の写りに関しては、やはり両機種とも同等のように感じます。

moto g9 play
▲moto g9 playで撮影

moto g pro
▲moto g PROで撮影
moto g9 play
▲指定した色を残すスポットカラー

ただ、機能的に全く同じでもありません。たとえば、深度センサーを搭載するmoto g9 playでは、人以外でもポートレートモードで背景をぼかせますが、moto g PROで背景をぼかせるのは人物のみとなります。

moto g PRO
▲moto g PROのポートレートモードは人物でのみ利用可能

また、moto g PROの超広角カメラは動画撮影でのみ利用可能。静止画では使えませんでした。

moto g PRO
▲広角ビデオは縦持ちでも撮れるのではなく、縦持ちでしか撮れません

moto g PROのスタイラス

カメラ以上に両機種で大きく異なっているのは、スタイラスの有無です。moto g PROのほうは、本体右下にスタイラスを収納可能。スタイラスを使った手書きなどが行えます。

moto g PRO
Engadget Japan

このスタイラスは、GalaxyのSペンやApple Pencilのような高機能なものではなく、指の代わりに使えるというだけのもので、これ自体には特別な機能があるわけではありません。それでも、他機種では利用出来ず、専用ではあるようです。

moto g PRO
▲ただの静電容量スタイラスかと思ったのですが、moto g9 playなど他機種では利用出来ませんでした

また、スタイラスを引き出すと専用のランチャーが起動するなど、使い勝手も考えられています。

moto g PRO
▲スタイラスを抜くと専用ランチャーが起動

多機能なわけではありませんが、もともとmoto g PROはビジネスユースも想定されているとのことなので、手書きでのメモ書きなどには重宝しそうです。

moto g PROはアップデートが大きなメリット

moto g PROはAndroid One端末となっていますが、これによるメリットの1つが月次のセキュリティアップデートです。

Androidは、毎月セキュリティアップデートが配信されていますが、これに追従できているメーカーはほぼありません。しかし、Android Oneを搭載するmoto g PROは、2年間の月次アップデートを保証。OSのアップデートも2世代まで保証するので、少なくともAndroid 12にはアップデートできることになります(出荷時はAndroid 10)。ビジネスユースも想定されている端末としては、この保証の有無は大きいかもしれません。

moto g9 play
Engadget Japan

このほか、主な仕様としては、SoCがmoto g9 playがSnapdragon 662、moto g PROがSnapdragon 665。RAMはどちらも4GBで、ストレージはmoto g9 playが64G、moto g PROが128GB。数字こそSnapdragon 665の方が上ですが、リリース時期はSnapdragon 662のほうが新しく、性能的にも大きな違いは無さそうです。

AnTuTuのスコアはmoto g9 playが178957、moto g PROが172434でした。

moto g9 play
▲moto g9 play(左)とmoto g PRO(右)のAnTuTuスコア

同時期にリリースされる同じようなスペックの端末とあって、選択が悩ましいですが、スタイラスとアップデート保証を取るならmoto g PRO、スタイラスはなくてもいいのでとにかく安くていい端末をということならmoto g9 playとなりそうです。