最初の「マウス」を作った技術者、ビル・イングリッシュ氏死去。91歳

世界を便利にした人たちのひとり

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年08月4日, 午後 04:40 in William English
0シェア
FacebookTwitter
By Marcin Wichary from San Francisco, U.S.A. - Bill English Uploaded by Edward, CC BY 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=9722998
By Marcin Wichary from San Francisco, U.S.A. - Bill English Uploaded by Edward, CC BY 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=9722998

現代のPCやインターネットの基礎となる重要な発明のいくつかに深く関わったコンピューターエンジニア、ビル・イングリッシュ(本名ウィリアム・イングリッシュ)氏が、7月26日に91歳で死去したとNew York Timesなどが報じました。イングリッシュ氏はスタンフォード研究所(現SRIインターナショナル)で、ダグラス・エンゲルバート氏とともに、マウスをはじめとした現在のコンピューターやインターネットで当たり前に使われる機器や技術を生み出した人物として知られます。

上に挙げた技術は、主に発明家でもあるエンゲルバート氏が原案を思いついたとされます。しかしそのアイデアをスケッチ状態から具体的な技術に落とし込む部分を担ったのがイングリッシュ氏でした。1968年に行われた“Mother of All Demos”と称される発表では、イングリッシュ氏は壇上で語るエンゲルバート氏の裏方として指揮をとったとされます。この発表では、マウスだけでなく文書編集システム(いわゆるワープロ)、コピー&ペースト、ハイパーテキスト、ドキュメント共有、ビデオ会議システムが、すでに現在と同じような格好で紹介されていました。

イングリッシュ氏は、後にゼロックスのパロアルト研究所(PARC)へ移り、そこでエンゲルバート氏とともに作り出した数々の技術を改良しました。我々は特に意識することなくそれらを利用しています。エンゲルバート氏は2013年に死去しており、イングリッシュ氏もいなくなってしまいましたが、両氏が遺した技術は、今後もしばらくは置き換えられることなく使い続けられそうです。

source:New York Times
coverage:SRI International(YouTube)

 
新型コロナウイルス 関連アップデート[TechCrunch]

 

関連キーワード: William English, Douglas Englebart, mouse, personal computing, Computer, user interface, interface, Obituary, video, news, gear
0シェア
FacebookTwitter