xCloud
Microsoft

マイクロソフトはオンライン開催中の東京ゲームショウ2020にて、クラウドゲーミングProject xCloudを2021年の前半に日本で提供開始すると発表しました。

同社は昨年末に「2020年から」の提供開始を予告していたため、正確には「2021年前半まで延期」となります

Project xCloudはクラウドサーバ上でゲームを動かし、プレイヤーの手元にある端末に映像としてストリーミングして遊ぶ技術のこと。端末にストリーミング動画が再生できる程度の性能があれば動作するため、デバイスを選ばず遊べることが利点です。スマホであれタブレットであれ、通信回線さえ速ければ専用機とまったく同じゲームが楽しめることになります。

同技術は単品では提供されず、すでに日本でも稼働中の定額制ゲームサービスXbox Game PassUltimateにバンドルされる形であり、加入者であれば追加費用なしに定額カタログ内にある全てのゲームを遊べます。

Project xCloudは、今年9月から日本を含まない22カ国で正式(ベータテストはそれ以前から)に提供を開始済み。日本も2020年内に開始されるはずの諸国の1つとして名前が挙がっていましたが、TGS2020の場で事実上の延期が明かされたかっこうです。

ともあれ、100タイトル以上のゲームをプレイできるようになるとも予告。なお、あらゆる「Android端末で」ということで、記事執筆時点ではiPhoneやiPadでの利用は目処が立っていないもようです。

xCloudがサービス開始時にはAndroid端末向けに限られるのは、アップルのApp Store審査ガイドラインのためでした。その後にガイドラインが改訂されたものの、「個別のゲームごとに(ストリーミング用クライアントの)アプリをApp Storeでダウンロードさせること」「1本ずつ、アップデートごとにApp Storeの審査を通すこと」といった無理めな条件が付けられ、アップルとMSの交渉は行き詰まっていると見られています。

しかしMSは、iOS向けxCloudを最終的には提供できることを「確信」しているとの見解を述べています。両社の歩み寄りは困難を極めるとも思われますが、2021年前半に日本での提供が始まるころには、iOS版も奇跡的にリリースできることを祈りたいところです。

Source:Microsoft