Rainier Ehrhardt via Getty Images
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先週、米国の人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』にMCとして出演したイーロン・マスクが、番組内で「(Dogecoinは)詐欺みたいなものだよ」と茶化して話したことを真に受けた人が大勢いたのか、暗号通貨のDogecoinの価格は放送後に一時急落しました。さらに、マスク氏は先日、テスラ車購入におけるビットコイン(Bitcoin)払いの受け付け開始を宣言していたものの、マイニングにおける電力消費に石炭が多く使われているとして、これを一時停止すると発表しています

そして最新の動きとしてマスクCEOは最近のお気に入りであるDogecoin(ドージコイン)について、Twitterで「潜在的に有望だ」と述べ、「システムトランザクションの効率を改善するためにDoge開発者と協力」しているとしたところ、Dogecoinの価格は再び上昇に転じています。

この発言によって、Dogecoinの価格は一時18%も上昇しましたが、その後は落ち着きを取り戻しています。テスラは、マイニングに「非常識なほど」電力が使われるビットコインにくらべ、よりエネルギー効率の高い選択肢を探すとしていました。

こうしたマスク氏のうごきは、暗号通貨の価格を遠回しに操作しようとするスタントのようにも見えます。というのもビットコインと同じく、DodecoinもそのマイニングはPoW(Proof of Work)式であり、増えれば増えるほど電力を消費する構造を採用しています。

より効率の良いPoS(Proof of Steak)方式を採用する暗号通貨があるにもかかわらず、わざわざPoW方式の暗号通貨を支援するのは、おそらくマスク氏にとってそれがお気に入りだからと言えそうです。

Dogecoinはもともと2013年にジョークとして作られたものですが、マスク氏がそれをミームとして使い始めたことで急激に人気を伸ばしました。ちなみに今週、マスク氏はTwitterでフォロワーらに対し、テスラがDogecoinを支払い手段として採用すべきかとアンケートをとったところ、約400万もの投票のうち約80%がYesと答えていました。

Source:Coinbase