小型マウスにもついに自動高速ホイールが。MX Anywhere 3が79.99ドルで米国発売

テレビ会議のカメラや音声を1クリックで切り替える便利機能も

橋本 新義(Shingi Hashimoto)
橋本 新義(Shingi Hashimoto)
2020年09月23日, 午後 07:30 in mx anywhere 3
0シェア
FacebookTwitter

PC関連入力機器の大手であるスイスのロジテックが、Bluetooth/独自無線兼用の小型高級マウス『MX Anywhere 3』を米国向けに発表しました。カラーリングはシルバー/ホワイト系の『ペールグレイ』、ブラック系の『グラファイト』、そしてピンク系の『ローズ』の3種類です。

価格は79.99ドルで、同社のWeb直販では販売中。

合わせて、昨今同社が注力するMac版も『MX Anywhere 3 for Mac』として同時発売となっています(こちらはペールグレイ1種のみ。また無印との違いについてはけっこう大きいので、後述します)。

▲本体カラーはこの3種。ローズ(右)の華やかさが目立ちます

現行の『MX Anywhere 2S』からの強化点は、ついに“自動切り替えタイプの”高速スクロールホイールが搭載された点、そして充電用端子がUSB Type-Cに刷新された点。

そう、ついにモバイル向けマウスの大きさでも、自動切り替えタイプの高速スクロールが使えるようになりました――と書けば、ロジテック/ロジクールの高級マウスファンの方々には、このインパクトと嬉しさが伝わることと思います。

また専用設定アプリ『Logicool Options』も合わせて強化。アプリごとのカスタムプロファイルにZoomとMicrosoft Teamsが加わり、これらのアプリを操作する際には、サイドボタンでビデオの開始/停止や音声ミュートのオン/オフを操作できるという、非常に便利な環境が実現できます(ただしこちらの機能は、Optionsのアップデートにより現行機種『MX Master 3』シリーズなどでも使えるようになる予定とのこと)。

関連記事:

ロジクールMX Anywhere 2発表。Bluetooth兼用の最上位モバイルマウス(2015年7月)


重要な特徴である本体サイズと重量は、65×100.5×34.4mm(幅×奥行き×厚さ)、重量は99g。現行のMX Anywhere 2Sが61.6×100.3×34.4mm(同)で106gのため、本体サイズはMX Anywhere 2Sとほぼ同等で、重量に関しては若干ながら軽くなりました。モバイル用を主眼としたモデルだけに、ここは嬉しいところです。

さて、最大の特徴となる“自動切り替えタイプの”高速スクロールホイールとは、「ゆっくりとマウスホイールを廻すと、一般的なマウスのように1単位ごとにクリックを感じる動作となるが、高速でホイールを廻すと機械的なロックが外れてクリック感がなくなり、スクロール速度が上がる」という機構。

ホイールを速く廻すだけでマウス側がそれを検知し、より高速なスクロールが実現できることから、スクロール動作を積極的に使うマウスのヘビーユーザーからは多大な支持を受ける機構です(実際の切り替え感度はソフトウェア的な設定が可能です)。

これは、2019年9月に発売された『MX Master 3』で導入された『MagSpeed』機構により実現したもの。このMX Master 3は、より大型かつ多機能(本体の大きさを活かし、ボタン数が本機より多い)な兄弟モデルという位置づけです。

参考記事:

電磁石ホイールで超高速スクロールがさらに快適。ロジクールが高級マウスMX Master 3発表(2019年9月)

▲ホイール外観もMX Master 3に近い金属質に。実際の感触が気になるところです

自動切り替えタイプの高速ホイール自体は過去のMX Masterシリーズでも導入されてきましたが、実はMX Anywhereシリーズでは本体の小型化に対応できず、手動切り替え(ホイールのクリックによってクリック機構が外れる)となっていました。

今回は“電磁石ホイール”ことMagSpeedによってメカ部を小型化でき、自動切り替えをMX Anywhereサイズに搭載できたことから、晴れての搭載となった――というわけです。

ただし一方で、ホイールのチルト機能はMX Master 3と同じく非搭載となっています。

従来より、MX MasterとAnywhere系を併用しているユーザーからは「サイズ感はAnywhereがベストだけれど、自動切り替えホイールは捨てがたい」という意見がありましたが、ついに今回解決されることになりました。


▲充電用USB端子は現行と同じく正面側に。Type-C化は、昨今の流れでは待望と言っても良いでしょう

もう一つの大きな変更点は、冒頭でも紹介したように、充電用USB端子がType-C化した点。現行の2SではマイクロUSBだったことから、このクラスのマウスを使うユーザーには「そろそろ使いにくくなってきた」感もありますが、そうした声に応えた更新となります。

なお内蔵バッテリーは、2Sと同じく内蔵(固定)の500mAhリチウムポリマータイプ。公称動作期間も、2Sと同じ「1回の充電で最大70日」です。

急速充電に関しては、「1分で3時間使用可能」という表現。現行の2Sでは「3分の充電で1日」だったため、より短い充電時間での使用が可能なれど、基本的には大きな差はなさそうです。

▲現行モデルと同じく、ホスト機器は3台まで接続可能。切り替えボタンも現行と同じく底面配置となります

メインとなる光学センサーは、シリーズでおなじみの不可視光を使った『Darkfield』タイプの4000dpi仕様。定評あるトラッキング性能と、ガラスの上などでも使える柔軟性は良い意味で従来通りです。

なお、設定可能な解像度は200から4000dpi、初期値は1000dpiとなっています。


▲『~for Mac』はiPadともFlow機能が使えるのが特徴。ホスト機器間のコピペなど、好評の機能がそのまま使えます

Mac/iPad版となる『MX Anywhere 3 for Mac』の特徴は、複数デバイス共用機能『Logitech Flow』がmacOS/iPadOS間に対応する点。本機の標準(無印)版では、WindowsやmacOSをまたいでのマウスカーソル移動やコピペが可能となりますが、このfor Macでは、macOSとiPadOS間で可能になるというわけです。

なおこの対応機種(OS)の違いは、上位モデル『MX Master3 for Mac』など、他のfor Macモデルと共通です。無印版のFlowに関しては下記記事を参照ください。

関連記事:

ロジクールから新型マウスが登場 異なるPC間でコピペ可能、WindowsとMac間でもファイルコピーOK(2017年6月)

またハードウェア的な違いとして、for Macは、無印版では付属するUSBレシーバー(同社独自の『Unifying』仕様)が付属しません(おそらく、本機の動作対象となるMacとiPadではBluetooth非搭載モデルが存在しないため)。

また本体カラーも、無印版の3種に対して、ペールグレイのみとなります(筆者などは、ローズはむしろMacBookやAir用に合わせたいと思うのですが……)


▲モバイル機器でのワンポイントとなりそうな色味のローズ。ヘビーユーザーの間でも流行しそうなカラーやもしれません

このようにMX Anywhere 3は、ファンが熱烈に待望していた自動切り替え高速ホイールをついに搭載し、評価の高かった本体サイズもそのままに抑えたという強力なアップグレードモデル。

さらにテレワーク需要においては凄く便利なZoomとTerms用ボタン設定など、同社製マウスとして高級モデルとなるMXシリーズらしく、今回も細かなアイデアや工夫が盛り込まれています。従来のAnywhere系とは大きく印象を変えた本体カラーであるローズに関しても、大きく注目できるところでしょう。

現行モデルでの展開やユーザーからの好評を考えると、ロジクールによる日本版も「ほぼ確定」と考えて間違いなさそうですが、ぜひとも早めの投入を期待したいところです。

Source:MX Anywhere 3製品ページ(英語)、MX Anywhere 3 for Mac製品ページ(英語)

via:Engadget米国版


【Engadget Live】iPhone 12発売日速攻レビュー

 

TechCrunch 注目記事新型コロナのソーシャルディスタンスを支援するビデオチャットアプリ8選

新型コロナウイルス 関連アップデート[TechCrunch]

 

関連キーワード: mx anywhere 3, mice, mouse, Logitech, news, gear
0シェア
FacebookTwitter