2021年8月17日(現地時間)、NASAは、火星探査ローバー「キュリオシティ」が撮影した貴重な火星のパノラマ画像が楽しめる動画を公開しました。

キュリオシティは2012年8月5日に火星のゲイルクレーターと呼ばれる場所に着陸し、クレーター内の調査を行っています。探査は今年で9年目。過去には火星を包む幻想的な雲の模様や、巨大洪水の跡と見られる地形など、さまざまな画像を地球に届けてきました。今回は、2021年7月3日に行われたミッションで撮影した129枚をつなげた映像を、1本の動画で見ることができます。

キュリオシティはクレーター中央にあるマウントシャープという山を登っており、公開された画像はその際に撮影されたもの。火山岩の砂で覆われた黒い地表や、ミネラルを含んだ岩が点々と並ぶ山肌の模様が見られます。また、この地帯には「ラファエル・ナバロ」という、キュリオシティに携わった科学者の名前を冠した(2021年1月に逝去)山もあり、画像の中(動画2分5秒あたりから)でもその姿を確認することができます。

キュリオシティが調査している地域では、粘土質の鉱石や先述のミネラルを含んだ岩などが見つかっています。また、中には地下水の影響で作られたとみられる岩の形状も見られるとのこと。NASAは、こうした水の痕跡が残る地域を調べることで、火星が現在のような乾燥した星になった経緯が分かるのではとコメントしています。

Source:NASA