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NASAが月ゲートウェイ建造のための資材搬送に関して、SpaceXと契約を結びました。SpaceXはFalcon Heavyを使い、月ゲートウェイの推進システムモジュール(PPE)および居住モジュール(HALO)を早くて2024年5月に打ち上げる予定です。

Falcon Heavyは、Starmanという名のダミー人形を乗せた初代テスラ・ロードスターを火星に向けて打ち上げたのを皮切りとして、これまでに3度の打ち上げを実施してきました。Falcon 9ロケットを2つのブースターで挟んだ形態をしており、全部で27基のMerlinエンジンを搭載、地球低軌道には64トン弱のペイロードを打ち上げることができます。

月ゲートウェイは月周回軌道に置かれたのち、NASAのアルテミス計画によって月へ向かう宇宙飛行士や物資の中継基地として機能します。PPEはPower and Propulsion Elementの略称で、60kW規模の太陽電池と推進機構を備える宇宙船。月ゲートウェイの一部としては、電力や通信機能を提供するとともに、ゲートウェイの推進システムとして機能します。一方HALOは月への任務に赴く飛行士が立ち寄り、準備を整えるために滞在することができる加圧された居住区域となり、月ゲートウェイの操縦を行ったり、や宇宙船のドッキングハブとして機能します。

アルテミス計画に関しては、NASAは計画のスピードアップのために民間企業と手を組むようになりました。ただ、1月にはイーロン・マスクのSpaceXとジェフ・ベゾスのBlue Originがそれぞれ開発する月着陸機に関する契約の更新時期を延期したことが明らかになっており、2024年に有人宇宙船を月に着陸させるというスケジュールの維持が難しくなってきています。

Source:NASA