Nest Hub

Googleが税込1万1000円で5月5日に発売する、第2世代のNest Hub。見た目は第1世代と変わっていないものの、スピーカーの低音が50%強化されたほか、Pixel 4にも搭載されていたSoliレーダーを採用。画面に触れずにメディアコントロールが可能になり、これを利用した睡眠計測も行える点も特徴です。

その第2世代Nest Hubを数日試用する機会があったので、気になる人も多そうな睡眠計測(睡眠モニター)を中心にレビューをお届けします。

外観は変わっていないNest Hub(第2世代)

まずは外観から。第2世代のサイズは120.4×177.4×69.5mmで、第1世代(118x178.5mmx67.3)と比べると、左右と奥行きが若干大きくなっています。とはいえ、2台を並べてみてもその違いはわかりません。正直、こっそり入れ替えられても気づけなさそうです。

Nest Hub
▲左が第2世代、右は第1世代。見た目で区別するのは難しそうです

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▲背面も同じ。左が第2世代、右が第1世代

ジェスチャー操作に対応

見た目こそ変わっていないNest Hub(第2世代)ですが、Soliレーダーの搭載によるジェスチャー機能が使用可能です。画面に手のひらを近づける、遠ざけるという操作により、アラームの停止やスヌーズ、音楽の再生・停止を行えるという機能です。

これは本体のメニューで設定と操作の練習を行えるのですが、これを使うなら画面にタッチ、あるいは音声操作したほうが早いかなというのが正直な感想です。ただ、1m位離れていてもジェスチャーは認識してくれるので、寝起きで声が出なかったり、料理中で手が汚れていたりする場合には、便利なのかもしれません。

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目玉機能の睡眠モニターは、いびきや咳なども計測可能

そのSoliレーダーを使った新機能の1つが、睡眠モニターです。Soliレーダーを利用し、寝ている人の動きや呼吸を認識し、睡眠状態をチェックする機能です。いびきや咳といった自分では気が付けない部分も記録しデータで可視化できます。

ただ、当然ながら、眠るときには近くに設置しなければならず、設置場所はかなり限られてきます。

まず、設置場所としては、マットレスと同じくらいの高さにする必要があります。位置的にはマットレスから約30~60cm、腕を伸ばして届く範囲で、ヘッドボードや足元ではなく、頭や胸の近くのベッドサイドに置くようにとのこと。これは胸の動きで呼吸数をカウントするためなのでしょう。

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設置後、一度その場所で設置状態のチェックを行います。この時はベッドには自分1人で、近くにペットなど、ようするに動くものがない状態にします。

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なお、この調整時には1人になる必要がありますが、実際の睡眠時は、他の人やペットが一緒でも構いません。ただその場合には、Nest Hub(第2世代)に一番近い人の睡眠状態が計測されるとのことです。

あとは寝るだけですが、計測は自動で行われるので、寝るたびにいちいち操作する必要はありません。

ところで、ベッドで寝ている人は何の問題もないのでしょうが、私は普段、床にマットレスを引いて寝ています。なのでNest Hubの設置場所がなく困りました……。仕方がないので睡眠計測時は床置きで利用。寝るたびに設置場所を動かすのは非効率で、布団派の人には睡眠モニターの利用は厳しいかもしれません。

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▲仕方がないので床置きで計測

睡眠モニターの結果は、GoogleのフィットネスアプリGoogle Fitにデータが同期されるほか、Nest Hub本体でも確認できます。

Nest Hub(第2世代)には健康管理というメニューが追加されており、そこから確認可能。「昨日の睡眠はどうだった?」と音声で質問もできます。ただ、Nest Hub(第2世代)以外では確認できず、質問にも答えてはくれません。この辺りはプライバシーとの兼ね合いも考えられているのかもしれません。

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▲Nest Hub上でも睡眠の状態を把握可能。タップすれば、詳細な情報も表示できます

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▲いびきのトータル時間はこの画面でしか把握できない様子

同じデータは、スマートフォンにインストールしたGoogle Fitからも確認できます。よくあるフィットネストラッカーのように深い睡眠やレム睡眠などの状態まではわかりませんが、目が覚めていたり、そのタイミングでいびきや咳をしていたかは把握可能です。なお、目が覚めていたといっても、実際に覚醒していたわけではなく、おそらく体が動いていたという程度の意味だと思います。

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▲Google Fitでの表示。なお、心拍数は身に着けていたMi Smart Bandの計測結果です。Nest Hubでは計測できません

いびきをかいているかどうかは、1人ではなかなかわかりづらいものですが、Nest Hub(第2世代)ならば、簡単にチェックができます。なお、寝言まで記録されそうで、プライバシー的にちょっと……という場合には、いびきや咳などの音声回りの管理のみ無効にし、睡眠モニターだけを利用するといったことも可能です。これはGoogle Homeアプリから設定できます。

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Nest Hub(第2世代)は、オーディオ面でも低音が強化されているとのことで、第1世代と聴き比べてみると確かに低音が強くなり、全体に音の厚みが増している感はあります。それでも、オーディオ目当てで買い替えを勧められるほどの変化ではなく、やはり睡眠モニターを利用するかどうかがポイントになってきそうです。

ベッドサイドに設置する必要はありますが、睡眠計測に興味はあるものの、フィットネストラッカーなどを身に着けていると気になって眠れないという人には、かなりお勧めできそうです。

ただ、ベッドではなく布団で寝ており、万年床ではなく毎日たたむような生活をしている人にとっては設置場所が悩ましいのも事実。寝るときには布団の横に移動する、といった使い方しかないのかもしれません。