Spatial Audio
Apple

NetflixがiOS 14の新機能である空間オーディオ機能をひそかにテスト中との噂が報じられています。

フランスの情報サイトiPhoneSoftの匿名情報筋(Netflix社内の開発者)によると、同社は12月からiPhoneとiPadで空間オーディオのサポートを試験しているとのことです。

末端のユーザーが用意すべきことは「コントロールセンターを開いて空間オーディオを有効にする」他はなく、あとは既存の5.1chやドルビーアトモスなどが自動でフィルタ処理されるだけです。すでにApple TV+やhulu、Disney+(北米版)など複数のストリーミングサービスが空間オーディオを使用可能としています。

もっとも具体的なリリース時期や対応タイトルは明らかにされておらず「春までに」「限られたカタログで」と漠然とした表現をされています。

さて空間オーディオ機能とは、記事執筆時点ではAirPods ProとAirPods Max専用であり、要はイヤホンやヘッドホンで立体音響を再現する技術の一種です。本来は複数のスピーカーを並べる必要があるサラウンドサウンドを、左右しかないイヤホンやヘッドホンで仮想的に聞こえるよう処理してやるわけです。

他社も仮想的に立体音響を再現する技術を先行して提供していますが、アップルの空間オーディオは加速度計や各種センサーを統合し、頭部の向きまで考慮して立体感を再現するダイナミックヘッドトラッキングに対応していること。たとえば頭を動かしても音像が固定されているため、音源が正しい位置から聞こえるように処理されます。

つまり、あたかもユーザー自らがその空間の中にいて現実さながらの音が聞こえる没入感が味わえるということ。アップルはこれを「まるで全方位から音に包み込まれるような感覚」だと表現しています

ただし注意すべきは、Netflixでドルビーアトモスサラウンドが提供されるのは、4K+HDRに対応した最高価格のプレミアムプラン(日本では月額1980円)だけということです。空間オーディオもプレミアム加入者に限定される可能性もありますが、詳細はまだ不明です。

緊急事態宣言が再び複数の地域で発令されて映画館にも足を運びにくくなっているなか、大がかりなホームシアターなしに全身を没入させられる空間オーディオの需要も水面下で高まっているのかもしれません。

Source:iPhoneSoft

Via:9to5Mac