Apple Spatial Audio
Apple

iOS / iPadOS の Netflix アプリがついにアップルの空間オーディオに対応しました。

5.1ch / 7.1chサラウンドやDolby Atmosのコンテンツを AirPods Pro / AirPods Max など対応機器で聴くと、さまざまな方向から聞こえてくる音に包まれるような、ヘッドホンなのに頭の中ではなく外から音が聴こえてくる体験ができます。

Apple Spatial Audio
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空間オーディオ(Spatial Audio)は Apple が iOS 14 から導入した機能。音声信号に処理を加えることにより、AirPods Pro や AirPods Maxだけで映画館やサラウンドスピーカーに囲まれたような感覚が得られます。

Apple TV や Apple Music から対応が始まっていましたが、今回ついに Netflix でもサラウンドや Dolby Atmos 音声を空間オーディオで聴けるようになりました。

Netflix iOS Spatial Audio
Engadget

空間オーディオが有効になっているかどうかは、Netflix で動画を再生中、コントロールセンターから音量スライダーを長押しすれば確認できます。

右下の「空間オーディオ」が青くオンになっていて、スピーカーからの音を示すアニメーションが表示されていれば空間オーディオが有効です。

ソースのオーディオ形式は、左側のNetflixアイコンのとなりに「ドルビーアトモス」などと表示されます。

ステレオのイヤホンで仮想的に複数のスピーカーや多方向からの音を再現する技術なので、本当に天井や真後ろに設置したスピーカーほどはっきりと定位するわけではなく、また原理的に効き方に個人差がありますが、オンとオフでは音場の広がりに天と地の差があります。

実際に試す前は「仮想サラウンドとか千年前からあるのに何を今更?」「後ろから撃たれたり頭上をヘリが飛び回るようなアクション映画なら良いのかもしれないけど、普通の映画で必要?」等と思わないでもありませんでしたが、聴いてみれば臨場感の差は歴然。

特に頭上や背後から音がする映画でなくても、正面で俳優が喋るだけの場面でも、これまでヘッドホンでは頭の中で平面的に鳴っていた音が外から自然に聴こえるようになって驚きます。

AirPods Pro / AirPods Max を使った空間オーディオはさらに、ヘッドホンに内蔵したモーションセンサと、デバイス側のセンサを連携させたヘッドトラッキングに対応するのが大きな特徴です。

AirPods Pro / Max の内蔵ジャイロセンサを使い、ユーザーが左右に首を動かしたことを認識して、どちらを向いても「正しい」方向から音が鳴っているようリアルタイムに補正します。

ただでさえ頭の中の音が外から、俳優の声は前から聴こえるような感覚が得られるため、ヘッドトラッキングがあわさるとイヤホンなのに iPhone から音が出ているように錯覚して、「ヘッドホンをしたまま本体スピーカーで爆音」をやらかしていないか不安になって確認したくなります。

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