Netflix
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動画ストリーミングサービス最大手のNetflixが、ビデオゲーム業界への進出を監督する幹部の採用を検討しているとの噂が報じられています。

これは有料ニュースメディアThe Informationが報じたもの。Netflixが映画やテレビ番組のストリーミング配信に留まらずゲーム分野への参入を目指しているとして、匿名関係者が語る「あるゲーム業界のベテラン幹部に入社の可能性を打診した」との証言を伝えています。それは1人ではなく、何人もの経験豊富な候補者との交渉を開始しているとのことです。

具体的には、アップルの定額制ゲームサービス「Apple Arcade」のようなゲームのバンドル(複数のゲームが遊べる)を検討しているとのこと。また自社のゲームを広告なしで提供することも決めたとの証言も伝えられています。

ちなみに、Netflixがビデオゲームに挑戦するのは今回が初めてではありません。たとえばBonusXP社と協力して「Stranger Things 3: The Game」をリリースしたり、マインクラフトの世界をそのままアニメーション化した「マインクラフト:ストーリーモード」を動画ストリーミングサービス内で公開したこともありました。

また今年4月の決算発表会にて、Netflixの幹部は魅力的なキャラクターを創造するビジネスをしており、ファンとの繋がりを深めるためにゲームが有効な手段だと述べていました。すなわち『直線的なストーリーをゲーム化するかどうかは別にして、私たちは「バンダースナッチ」(プレイヤーが選択肢を選ぶことで進行に介入できるドラマ)でインタラクティブなことをやっていますし、今後も続けていくつもりです。ゲームがエンターテインメントの重要な形態であり、ファンの体験を深めるための重要な手段であることは間違いありません』とのことです。

さらにモバイルとテレビ画面の争奪戦でフォートナイトに負けているとの発言もあり、ゲームビジネスを強烈に意識していることがうかがえました。アマゾンやGoogleなどハイテク大手も相次いでゲーム産業に参入していますが、Netflixは先輩たちの苦戦や失敗も研究しているかもしれません。

もしもNetflixがゲームに参入してiOSアプリ内でゲームバンドルの提供を始めた場合、気になるのがアップルの対応でしょう。xCloudなどゲームストリーミングサービスはゲーム1つ毎に審査が求められるのに、大量にあるNetflixの番組は「寛大なルール」により優遇されているとの指摘もありましたが、Apple Arcadeのようなゲームサービスでも同じ扱いが受けられるのかが興味深いところです。

Source:The Information

via:GameWorldObserver,Gamsutra