Netflix
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11月19日にシーズン1が配信開始されたばかりのNetflix実写版『カウボーイビバップ』が、その1シーズンのみで打ち切りになることがわかりました。

オリジナルのアニメ版からイメージを損なわない実写化を目指し、予告編ではかなり健闘しているように思えた実写版でしたが、視聴者の評価はやはり期待したほどではなかったようで、Netflixは(他の多くの作品と同じように)製作コストと視聴者数を天秤にかけ、打ち切りを決めたとされます。

過去、(特に日本の)アニメ作品の実写化はその大多数が失敗に終わって来ました。ここ10年ほどの例を挙げても、『ドラゴンボール EVOLUTION (2009)』、『ゴースト・イン・ザ・シェル(2017)』、Netflix版『デスノート(2017)』etc…。

さらに『カウボーイビバップ』が世界のアニメファンにとって特に思い入れの強い作品だったことも、今回の実写化のハードルを上げたかもしれません。制作陣はアニメ版で監督を務めた渡辺信一郎氏をコンサルタントとして、音楽担当にはやはりアニメ版と同じく菅野よう子氏を招き、オリジナルのイメージの維持に努めました。スパイク(ジョン・チョー)、ジェット(ムスタファ・シャキール)、フェイ(ダニエラ・ピネダ)のイメージショットもアニメの雰囲気をよく再現していると評価されていました。

しかしそれでも、フィルムノワール、カンフーアクション、スペースオペラなど様々な要素が雑多に入り交じった日本のセルアニメーションを生身の人間が演じる実写作品にし、世界中のファンを納得させるのは、まだまだ難しいことだったようです。

ちなみに、2008年ごろには20世紀FOXが実写映画としてこの『カウボーイビバップ』を制作すると言う話があり、キアヌ・リーブスがスパイク役を演じることを認めていました。しかしこの企画は途中で資金面の問題に突き当たり、実現には至りませんでした。

Source:The Hollywood Reporter