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台湾TSMCにて、次期フラッグシップiPhone 13(仮)やMacBook用のAppleシリコンを製造するラインにガス汚染の事故があったと報じられています。影響は軽微といわれますが、世界的な半導体不足が長引くなか、今後のアップル製品がうわさ通りの時期に発表・発売されるかは注視していきたいところです。

次期iPad miniは8.3インチ画面?からMacに数年以内にFace ID搭載?まで、最新アップルの噂をまとめてお届けします。

iPhone 13(仮)発表イベントは今年もバーチャル形式のウワサ

iPhone event
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アップルの新製品発表イベントがオンライン+事前録画になってから1年以上が経過しましたが、今年9月と見られるiPhone 13(仮)発表会もバーチャル形式になるとの噂話です。

Bloombergの記者でアップルの内部情報に詳しいMark Gurman氏いわく、「もしアップルの全社員が初めの予定通りオフィスに戻り、感染者が少なければ、2019年以来になる対面式の製品イベントに向けて準備していると考えるのはもっともなことだ」としつつ、そうはできずに発表やWebサイトおよびYouTubeビデオ、販売はネットショップが主力になるとの予想です。

これに先立ちBloombergは「アップルの従業員らは新型コロナ感染再拡大の影響で、10月までオフィスに戻ってこられない」と報じていました。それ以前にもティム・クックCEOが9月から週3日のオフィス出勤を望んだことに対して、一部従業員が出社したくない場合はそれを認める柔軟なアプローチを求める意見書を提出していた経緯もあります。

まずアップルはハードウェア企業であり、実際に人々を集めた物理イベントで従業員や参加者にも新製品をハンズオンで手に取ってもらい、その感動を世界に発信したいはず。長らく開発中と噂のMRヘッドセットも、大型の新製品だけにリアルイベントでお披露目すると予想されています

その一方で、アップルが10月に従業員らをオフィスに復帰させるに当たり、ワクチン接種を条件とするかどうかを検討しているとの観測も伝えられていますGoogleやFacebookも米国オフィスへの出社にはワクチン接種が条件と発表済みであり、アップルも後に続きそうです。

Macに「数年以内に」Face ID搭載か。iPhone SEやiPadも顔認証に?

Mac
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iPhoneでは他社に先がけて顔認証のFace IDを採用したアップルですが、Macについては未だに指紋認証のTouch ID止まり。そんな状況がようやく変わり、Macも「数年以内」に顔でロック解除できるとの噂話です。

こちらもウワサの発信源はBloombergのMark Gurman記者です。アップルにとっては主要なデバイスすべてにFace ID搭載が究極の目標ながらも、iPhoneやiPadの廉価モデルではセキュリティと低コスト両立のため、MacBookシリーズでは画面が薄すぎてTrueDepthカメラを搭載できないため、やむなくTouch IDを採用し続けているとのことです。

全デバイスがFace IDになった後は、高級モデルはノッチを廃止し、カメラを画面に埋め込んで(ディスプレイに穴を開けて視界を確保するパンチホール方式)差別化を図ると予想されています。2017年のiPhone X発売当時、ノッチは高級感があったものの、ここ最近は小型化が進む傾向があり、今やハンデになった印象を受けます。

MacにFace IDが搭載される手がかりは1年以上前から見つかっていますが、なかなか姿を現さないのはFace IDがiPhone用のAシリーズチップに搭載されたNeural Engineと深い関わりがあるためとも推測されていました

しかしM1 MacにはNeural Engineが搭載されており、条件はクリアされているはず。今でもApple Watchを持っていればMacのロック解除はたやすくはありますが、それと合わせてTrueDepthカメラが内蔵されたなら深度データも取れるようになり、Mac用のARアプリも充実していくのかもしれません。

「iPhone 14 Pro」はチタン合金製フレーム採用、頑丈になるとのウワサ

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今年のiPhone 13シリーズは、前年モデルと見かけがさほど変わらないとの手がかりが次々と届けられています。そんななか、2022年のiPhone 14(仮)シリーズのうちProモデルにはチタン合金製の筐体が採用されるとの予測が伝えられています。

大手金融機関JPモルガンの報告書によれば、2022年のiPhoneは筐体デザインの変更が最大の特徴の1つになるとのこと。その一環としてフレームにチタン合金素材が使われると述べられています。

チタン合金の利点は「軽くて硬い」ということ。すでにApple WatchではSeries 5以降で採用されており、アルミニウムやステンレススチールモデルよりも倍近い価格でも分かるとおり高級素材の位置づけです。そしてフラッグシップiPhoneにもアルミやスチールに続いてチタン筐体が加わるのは順当と言えそうです。

しかし傷つきにくい硬さは美的な加工や指紋防止コーティングもしにくいことを意味しています。その点についてはアップルも「薄い酸化物でコーティングして指紋を目立ちにくくする」など複数の特許を取得しており、数年がかりで準備を進めていた可能性もあります。

近年の高価になる傾向あるスマートフォンでは、頑丈さは追求されるべき目標の1つのはず。とはいえワイヤレス充電のためには背面にガラスを使わざるを得ず、落としたときに本体機能は無事であっても背中はヒビだらけになる悲劇はしばらく克服できなさそうです。

次期iPad miniは8.3インチ画面、ナローベゼルでホームボタン廃止のうわさ

次期iPad AirはiPad Proベース?新型iPad miniは「何も変わらない」との噂

iPad mini

次期iPad miniがiPad Air(第4世代)のようにTouch IDが側面電源ボタンに統合され、Lightningポートに替えてUSB-Cを搭載するとの予想はほぼ定説となりつつあります。そこで注目が集まっている画面サイズにつき、ディスプレイ専門アナリストが8.3インチとの予想を述べています。

ディスプレイ業界のサプライチェーン専門アナリストRoss Young氏は、ベゼルの狭額化×前面からホームボタン消滅(Touch IDは側面に移動)により、従来モデルの7.9インチから8.3インチへと広くなるとツイートしています。Young氏はiPhone 12シリーズに120Hz画面が採用されないと正確に言い当てたことで知られています。

ただしYoung氏は、これまでの次期iPad miniに関する噂話をすべて肯定しているわけではありません。台湾の電子部品業界情報誌DigiTimesは、最新の12.9インチiPad Proに搭載されたミニLED(Liquid Retina XDR)が採用されると報じていましたが、Young氏は「今年のiPad miniにミニLEDはない」とつぶやいて否定しています。

「次期iPad miniはデザインが数年ぶりに一新」説に対して、Macお宝鑑定団Blogの中国サプライヤー情報筋は「(前世代モデルから)何も変わらないようだ」との予想を発しています。そちらが本当だとすれば、2014年発売の第4世代から7年近く見かけが変わらないことになりますが、今後の続報を待ちたいところです。

台湾TSMC、2024年に2nmプロセスでチップ生産開始予定。iPhoneの性能も劇的にアップ?

TSMC

台湾TSMCといえば歴代iPhoneのAシリーズチップを一手に受託製造している企業ですが、2024年までに2nm製造プロセスでのチップ製造を始める見通しとのニュースです。より正確には「TSMCが2nmプロセス製造工場の建設を台湾の規制当局に承認された」ということです。

そのタイミングは、ちょうどクアルコムが今後のプロセスノード微細化などのロードマップを発表した直後のこと。かつての王者が巻き返しを図ることを迎え撃つ構えとも解釈できそうです。

まだ2nm技術は「将来」にすぎない一方で、記事執筆時点では、TSMCがアップルからiPhone 13向けの「A15」チップを1億個以上も発注されたとの噂が注目を集めています。A15は上記の次期iPad miniにも採用と予想されており、今後も半導体不足が続く見通しを織り込んでいるのかもしれません。