glucose
Quantum Operation

アップルの次期Apple Watch Series 7(仮)およびサムスンのGalaxy Watch4(仮)はともに非侵襲性の血糖値測定機能を搭載するとの噂が伝えられています。

韓国の電子業界メディアETNewsによると、サムスンは今年後半のGalaxy Unpackedイベントで3つの手首用ウェアラブルデバイスを発表すべく準備中とのこと。このうち「Galaxy Watch4」または「Galaxy Watch Active3」と呼ばれる機種に血糖値測定機能が追加されると述べています。

これまで血中のブドウ糖の量を測定するには穿刺による採血の必要があり、糖尿病患者からは1日に何度も皮膚に針を刺す痛さや不便さが訴えられていました。そのため近年では血を出さずに血糖値を測定する機器が開発されつつありますが、いまだ精度などの問題があり実用化には至っていません。

そこでサムスンはMIT(マサチューセッツ工科大学)と協力してラマン分光法による血糖値測定に取り組んでおり、2020年1月には国際学術誌Science Advanceにラマン分光法に基づく非侵襲性血糖値測定技術研究の成果を発表済みです。

ラマン分光法とは、レーザー光を照射することで発生する光の散乱から、組織の化学成分(この場合は血液中のブドウ糖の量)を明らかにする技術のことです。これによりサムスンとMITの共同研究チームは非侵襲性の血糖値測定精度を業界最高レベルまで引き上げたと述べられています。

同記事でETNewsは「アップルは今年のApple Watch Series 7に無血(非侵襲性)血糖値測定機能を搭載した」とのみ言及しており、技術の詳細については触れていません。

アップルは2017年から非侵襲性の血糖値測定機能に取り組んでいると噂されていますが、その2年後に幹部は光センサーのみで行う難しさを語るに留まっています。

しかし今年初めのCES2021では日本のスタートアップがApple Watch風のウェアラブルデバイスを出展し、それが非侵襲血糖センサーを備えて採血なしで血糖値を高精度で測定できると説明していました

まして巨大企業のアップルであれば、独力ないし各種研究機関との協力で同等の機能を開発するハードルは高くはないはず。とはいえ仮に実現したとしても、採取したデータを医療機関に提出して診療に使うためには医療機器としての承認が必要と予想されるため、心電図アプリと同じく「まず米国、数年後に日本でも提供開始」の流れとなるのかもしれません。

Source:ETNews

Via:MSPoweruser