PS VR
REUTERS/Wolfgang Rattay

ソニーが2月に開発中と表明した次世代PlayStation VRですが、その後は公式の続報がありません。そんななか、PS VR2(仮)はサムスン製の有機ELパネルを採用して2022年末の発売を目指しているとの噂話が報じられています。


この一報は、米Bloombergがジャパンディスプレイ(JDI)について触れた記事の一部で紹介されたもの。

同記事ではJDIについて、かつて主要な収入源となっていたスマートフォンの画面が有機ELに移行したのに伴いライバルに市場を譲りながらも、VRヘッドセットというニッチながらも成長している分野の液晶ディスプレイに活路を見いだしていると伝えています。

続いて記事では、JDIが「当社と関係のないVRヘッドセットメーカーを見つける方が難しい」というほど市場を独占しているのか、という点について紹介しています。

その理由の1つに挙げられているのが、有機ELメーカーが小さな市場での競争にそれほど興味を持っていないこと。人気のヘッドセットでも数百万台の販売にとどまっており、年間数億台が販売されるスマートフォンとは比較にならない、というわけです。しかしソニーのPS VRだけは話が別である、とのこと……という形で、次世代PS VRの話に繋がっています。

Bloombergはこの点について、2016年に発売された初代PS VRは500万台以上も売れているとして、有機EL大手のサムスンを惹きつけるに足りる十分な規模の市場があるからだと示唆しています。


ソニーはPS VR2がケーブル1本でPS5と接続できる点、2022年「以降」に発売する点を予告済みです。その後に新型コントローラーを発表したのみで本体の仕様には言及されていませんが、様々な情報筋からの予測が飛びかっています。

たとえば両眼を合わせた解像度は4000×2040ドット、新型コントローラーをトラッキングするためにカメラを内蔵し、中心視野ほど高解像度に描くフォービエイティッド・レンダリングやアイトラッキング機能も搭載する、といったところです

初代PS VRがこの種のデバイスとしては異例とも呼べる売上を記録したのは、PS4対応もさることながら、手頃な価格設定も大きかったはず。上記のような機能を満載しながらPS5本体を大きく下回る価格は難しいとも思われますが、ソニーの企業努力に期待したいところです。


Source:Bloomberg