PS VR
PlayStation

ソニーは2月に次世代PlayStation VRを発表しましたが、その後は新型コントローラを発表しながらも本体については続報がありません。そんななか、画面解像度ほか詳細なスペックの噂話が伝えられています。

AR/VR系のテックメディアUploadVRの情報筋によると、ソニーはパートナー(おそらくサードパーティ)に次世代PS VRの詳細を伝えたとのこと。まず解像度は4000×2040ピクセル、すなわち左右の片眼あたり2000×2040と述べられています。

このスペックは、現行PS VR(960×1080)を遙かにしのぐもの。また消費者向けVRヘッドセット最高峰のHP Reverb G2(片目2160×2160)よりも少し低く、Oculus Quest 2よりもわずかに高い位置づけとなります。そして「ケーブル1本」とされていた接続は、具体的にはUSB Type-C接続を使ってPS5の前面にあるポートと繋ぐそうです。

また新型コントローラをトラッキングするために内蔵カメラを使う、いわゆるインサイドアウト・トラック方式を採用するそうです。外部カメラを設置しなくともコントローラの位置を追跡でき、手元が見えない中での操作設定もスムーズになり、コントローラ側の指の位置が認識できるフィンガータッチ機能とあいまって操作やジェスチャーを高精度でVR世界に反映できるというわけです

さらにフォービエイティッド・レンダリング(Foveated Rendering)機能も備えているとのこと。すなわち画像をレンダリングする際に人の中心視野ほど高解像度に描き、周辺に行くほど低解像度に留めることでコンピューティングの負荷を減らせる手法であり、アップルのMRヘッドセットにも搭載が噂されていました

それにともないアイトラッキング(視線追跡)機能も搭載。ソニーは2019年にPS VRにアイトラッキング機能を追加できると思しき機器の特許を取得していましたが、ようやく次世代PS VRで実現することになりそうです。

アイトラッキングはフォービエイティッド描画を可能にするばかりか、仮想世界における視線や距離感が自然となり、アバター(プレイヤーの分身)同士の関わり方を大きく変えることも期待できます。またUploadVRは、仮想物体を投げるときにどこを見ているかを考慮に入れた、より優れた投げ方のメカニズムなどに応用できると指摘しています。

ほかヘッドセットには振動モーターが内蔵され、レンズセパレーション調整ダイヤルも搭載されるとのこと。このうち後者は一般にIPD(瞳孔間距離)ダイヤルとも呼ばれ、要は手動でレンズの位置合わせができるようになり、VR体験の違和感を減らせることに繋がりそうです。

先代のPS VRの累計実売台数は500万台を突破しており、PS4の1億台を超える普及台数から見れば多くはないものの、VRヘッドセット市場では大きな存在感を持っています。次世代PS VRは今なお品薄が解消しないPS5の好調ぶりを追い風として、VR市場をいっそう成長させていくのかもしれません。

Source:UploadVR

via:BGR