Handout / Reuters
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米道路交通安全局(NHTSA)が、GoogleのWaymoやテスラ、その他自動車メーカーなどに対して自動運転車および高度運転支援システム(ADAS)が関わる事故の報告書を事故発生から24時間以内に提出することを義務づけると発表しました。

報告義務の強化によってNHTSAは「情報を早期に得ることでドライバーレス車両の衝突に共通のパターンがあるのか、運転に組織的な問題があるのかがわかる可能性がある」と述べ、さらに「連邦政府が自動運転車の安全性をしっかりと監視していることで国民からの信頼も得られる」としています。

現状、米国では自動運転車は州ごとに法的な制限つきで導入されているものの、Autopilotのような高度な運転支援システムが関わる事故は法規制のグレーゾーンにはまるケースが多く、事故の検証がスムーズにできないことがあったとされます。新しい規制では、自動車メーカーは事故に関して病院搬送や死者の数、レッカー移動された事故車両の状況、エアバッグの動作状況、歩行者や自転車などの関与など、状況を速やかに報告しなければなりません。

さらに、自動運転システムが関与した傷害や物的損害を伴うすべての事故について、メーカーは月次報告書を提出することが求められます。

自動運転、運転支援システムを装備する自動車は年々増えており、それに伴ってそれらシステムが関わる事故も増加しています。2018年にはUberの自動運転テスト車両が自転車を押して道路を横断していた女性を死亡させる事故を起こしたことが大きく話題になりました。Uberはその後自動運転システムの開発計画を停止しました。

一方、テスラはAutopilotというややこしい名称の運転支援システムを顧客に販売し、実質的にそこからテスト走行データを収集する方法でこのシステムの機能を強化してきていますが、過去にはこのシステムを使用中のテスラ車がトレーラーの横腹に突っ込んでドライバーが死亡する事故などが発生。NHTSAはこの事故に関してドライバーが運転支援システムに過度に依存したためだと指摘しています。なおNHTSAはこれまで調査したAutopilotが関与する事故が20件を超えると述べています。

なおNHTSAは、自動車メーカーがこの新規定の報告義務を怠った場合は、1日あたり最大2万2992ドル(約254万円)の罰金が科せられ、最大で総額1億ドルを超える罰金に膨れ上がる可能性があるとしました。さらに対応を強制するために司法省に働きかけることもできると説明しています。

Source:NHTSA

via::Washingotn Post