OG Switch and OLED model
Kris Naudus / Engadget

『Nintendo Switch 有機ELモデル』の発売にあわせて、任天堂が「開発者に訊きました」インタビューを公開しています。

語るのは任天堂のハードウェア開発部門の責任者 塩田興 氏( 取締役 上級執行役員)、Switchのハードウェア開発マネージャーを務めた技術開発部 担当部長代理 山下透 氏。

 内容は「有機ELモデル」発売に至る経緯、新型の見える変化と見えない変化、そして新モデルでは変わっていないはずの Joy-Conを含む全般的な改良を含む任天堂の姿勢について。

Nintendo Switch OLED
Engadget

リンク先からいくつか興味深いところ、これまで語られなかった点を引くと、

  • 有機ELディスプレイは明るく鮮やかになったが、鮮やかすぎて慣れないと感じるユーザーのため抑えた色モードもオプションで用意。

  • 本体の厚みは変わらないが、本体下半分を占めるスタンドの厚みと、スタンドをちょうど良い抵抗で動かす大型ヒンジのために筐体内部は狭くなり、スピーカー含め多くの再設計が必要になった。

  • スピーカーは旧型の開放型から密閉型に方式を変更。音質・音圧を向上させ、よりクリアな音に。

  • スタンドの厚みや大きなヒンジで省スペース化が必要だったため、密閉型スピーカーユニットを内蔵するのではなく、筐体の構造を使い密閉した。

  • 背面に細かな字で書いてあった規格・規制系の文章や表示は、スタンドの下に隠してすっきりさせた。

  • Joy-Conグリップ中央のNintendo Switchロゴを、従来のプリントではなく凹凸のある彫刻に「これまたすごく細かいのですが」

  • Joy-Conストラップも、「少しでもデザインを工夫できないかと」白いドットの編み込まれた紐に。

  • HDMIケーブルをしなやかで柔らかいものに変更

  • ドックは有線LANケーブルが増える分、ふたのケーブル取り回し用の溝を広く新しい形状に。ふたを開きっぱなし・外して使う人が多かったことから、外しやすい設計へ。

プロセッサやバッテリー駆動時間は「従来モデルと同じ」とされる有機ELモデルですが、ニンテンドースイッチは2019年8月に内部を刷新して省電力化・バッテリー駆動時間延長を実現した新モデルにさりげなく入れ替わっています。

この変更も有機ELモデルのような大きなモデルチェンジにあわせる案があったものの、「せっかく技術的に準備ができていて、お客さまにメリットがあるものを、すぐに出さない理由はなかろう」との判断からLiteと同じタイミングの提供になっていたとのこと。

同様にJoy-ConやProコントローラについても、新型として仕切ってこそいないものの、内部的には耐久性などを常に改良改善しているとのこと。

「従来モデル」とそれほど変わらないなら見送りかな、と思っていても、発売から2年半ほどのあいだに購入した初期からのユーザーの場合、途中の(バッテリー駆動時間が延長したモデル)での改善、具体的にはバッテリー駆動時間 最大1.8倍の延長や、上記のJoy-Con改良など積みあがった変更点があるため、買い替え買い足しのタイミングとしては再考の余地があるかもしれません。

開発者に訊きました : Nintendo Switch(有機ELモデル)|任天堂