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Mike Blake / reuters

任天堂アメリカ(NOA)の社長Doug Bowser(ダグ・バウザー)氏が、最近相次ぐActivision Blizzard社のセクハラ関連報道に対し「心苦しく、不安に感じている」と述べたことが報じられています。

ことの発端となった一連の報道は、Activision Blizzard社内でのセクハラ問題や、現CEOのBobby Kotick(ボビー・コティック)氏が自ら隠ぺいしていた可能性があること、それを報じたWall Street Journalの記事を受けて従業員らがCEOに辞任を要求したなどの事柄です。

ゲーム関連メディアFanbyteが入手した社内向けeメールによると、NOA社長のバウザー(ちなみに「Bowser」はクッパの英語名でもある)氏は「皆さんと一緒に、Activision Blizzard社の最新の動向と、同社におけるセクシャルハラスメントと有害性に関する一連の報道を見守ってきました」と前置きし「これらの報道は、私の価値観や、任天堂の信念、価値観、方針に反するものであり、心苦しく、不安を感じています」とコメントしたとのことです。

さらにバウザー氏は、任天堂は誰もが歓迎されるオープンでインクルーシブ(一部の人を排除しない)職場を守ると約束するとともに、ゲーム業界とその協力企業にも同じことを期待していると述べているそうです。また「Activisionと連絡を取り、行動を起こし、他も調査中です」とも付け加えていますが、どういった働きかけをしているか詳細は不明です。

今回の声明は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントCEOのジム・ライアン氏と、Xboxのリーダーであるフィル・スペンサー氏の発言が報じられた後に出されました。ライアン氏は今回の報道に「落胆し、率直に言って唖然とした」と言い、スペンサー氏はXboxがActivision Blizzard社との関係を「再検討している」と述べました。

これで主要な収入源であるゲーム機メーカートップ3社から批判が突きつけられたことになり、Activision Blizzard社は非常に窮屈な立場に追いやられた格好となりました。コティックCEOは社内文化の問題を早急に解決できなければ退任を検討すると幹部らに話したとWSJが報じていますが、失地回復の時間的な猶予ももうあまりないのかもしれません。

Source:Fanbyte