Nintendo Switch改造キットを開発・販売していたハッカーチームの首謀者が逮捕

国際的な捜査網が繰り広げられました

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年10月10日, 午前 06:30 in nintendo switch
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Minsk, Belarus - May 07, 2020: Nintendo Switch game console with black screen and bright joy-con controllers on wood table background. Copy space for text. Top view. Flat lay.
Veresovich via Getty Images

Nintendo Switch上で違法コピーゲームを遊べるようにするMODチップ(改造キット)を開発および販売していたハッカー集団のメンバーらが逮捕されたと報じられています。

米司法省が逮捕・身柄の拘束を発表したのは、「世界で最も悪名高いビデオゲーム海賊団体の1つ」とされるTeam-Xecuter(別名TX)の首謀者とされる2人です。先日も同グループの改造キットを販売したとして2件の民事訴訟が提起されていると報じられていましたが、そのうち1件に基づいて(シアトル連邦地裁での提訴)刑事事件として訴追されていた模様です。

司法省が発表した38ページの起訴状によると、TXは「ユーザーが海賊版ROMをプレイすることを可能にするための回避装置として設計された」様々な製品を設計し、販売していたとのこと。同メンバーらは改造キットがあくまで自作ソフトを動かすためのツールとして「著作権侵害」グループであることを否定し、任天堂の検閲、独占的支配、法的恐怖戦術を非難していましたが、主張は認められなかったかっこうです。

逮捕そのものより驚くべきは、TXのメンバーを捕えた国際的な捜査網でしょう。首謀者のひとりGary Bowser氏はカナダ国民ですがドミニカ共和国で逮捕され、もう1人のMax Louarn氏フランスのアヴィニョンで捕えられたとのこと。そして2人に加えて起訴された中国人のYuanning Chen氏は深センから事業を展開していることが判明しています。

起訴状によれば、この3人はSignalやTelegram、PGPなどの「暗号化された通信手段を定期的に使用」しており、「企業の管理下でサーバーを隠ぺいするための様々な技術を開発した」にもかかわらず逮捕されたとあります。

それほど厳重に身元が隠されながら、なぜ捜査陣が逮捕にこぎ着けられたのか。テックメディアArsTechnicaの匿名情報源いわく「かつて彼らは過去は匿名でいるのが上手かったが、今の時代、大金が絡んでいる場合、隠し通すのは非常に困難です」とのこと。任天堂のような大手企業が積極的にターゲットとしている以上、誰かが捕まるのは時間の問題だったとも語られています。

TXはその時々で異なるブランド名を使い分けており、初代Xboxの時代から脱獄デバイス(違法コピーが動く改造ハード)を開発して販売していたとのこと。同グループは自ら販売せずに再販業者を経由する方法に徹していたため摘発は困難と見られていましたが、匿名の壁が突き崩されたこともあり、事態が大きく動きそうです。

Source:ArsTechnica


 

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