タッチパネルなのに”タッチ”しません。ファーストキッチンは、東京・世田谷区にあるウェンディーズ・ファーストキッチン下北沢店に、「非接触式セルフレジ」を10月から試験導入しています。
「非接触式セルフレジ」は、画面から3cm以内に指を近づけて、引き抜く動作をすることで、画面に直接触れなくても操作できるセルフレジです。
これを実現する『非接触タッチパネル』には、プラネットの「ATEMS AirSensor”W”」を活用。同製品は既存のタッチパネルに後付けすることで、非接触に対応させることができます。指を浮かせなければ通常のタッチパネルとしても利用できます。指の位置は上部両端の2つのセンサーから三角測量方式で検出します。センサーの兼ね合いで、屋外など外光の強い場所では利用できません。
筆者も実際に店舗で試してみましたが、誤反応などは気にならず、通常のタッチパネルと同じような感覚でボタンを押せました。誰が触れたかわからない公共のタッチパネルはいずれ、こうした非接触式に置き換えられていくのかもしれません
『触れずに操作できるタッチパネル』をウェンディーズが新型コロナ対策で試験導入。通常のタッチパネルとしても使える。普通に操作しやすく、いずれ公共のタッチパネルは非接触式に置き換わるかも
— 小口貴宏 (@TKoguchi787) November 10, 2020
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この『非接触タッチパネル』をめぐっては、ジャパンディスプレイがセンサーに静電容量を用い、外光の強い屋外でも利用可能にする新製品を開発するなど、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から注目を集めています。
Source:ファーストキッチン