Nvidia
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2020年9月に発表されたNVIDIAによるArm買収ですが、まだ各国の規制当局にからの許可は出ておらず、テック大手からも競争が阻害されるとして懸念が表明されています。そんな中、英国が独占禁止法と国家安全保障の問題から競争・市場庁(CMA)によるフェーズ2の詳細調査を実施する予定だと英The Sunday Timesが報じています。

報道によると、フェース2調査は約6か月間続けられ、その結果により買収を承認・未承認、あるいは承認への条件付けを行います。8月に発表された英国CMAよるのフェーズ1調査の報告では、競争上の問題のほか、イノベーションが阻害される可能性があり、詳細な調査が必要だとしていました。フェーズ2調査はこれを受けてのもので、合わせて取引の国家安全保障への影響の可能性も考慮しているとされています。

この報道に関し、NVIDIAの広報担当は米Engadgetに、懸念に対処するため英国政府と協力し続けると述べ、この取引が競争の促進につながることを詳細に示すとしています。

なお、英国での承認を得られたとしても、買収完了には米国や欧州連合、中国の規制当局による承認も待たなければいけません。米国ではテック大手に対して規制強化を求める声が高まっているほか、中国では国際的な競争上不利になるとして買収阻止を求めていると報じられるなど、前途は多難のようです。

買収発表からすでに1年以上経過していますが、順調に進んだとしても、買収完了は2022年後半まで待つ必要がありそうです。

Source: The Sunday Times via Reuters