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Onkyo Classic Series第1段はオールインワンレコードプレーヤー「OCP-01」

オンキヨーと言えば大阪拠点の老舗オーディオメーカーで、ちょこっとオーディオをかじった人なら知らないわけがないという超有名ブランドなわけですが、残念なことに債務超過状態が解消できず、シャープと米VOXXが合弁で設立する新会社に全ホームAV事業を譲渡することが決まりました。

そんな中、オンキヨーのクラシックロゴを使用した新シリーズ「Onkyo Classic Series」がGREEN FUNDINGにて立ち上がっています。その第1段が、オールインワンレコードプレーヤーの「OCP-01」です。

ご承知かもしれませんが、レコードというのは昨今欧米を中心に急速に見直されておりまして、若いアーティストが最新アルバムをレコードでもリリースするなどの盛り上がりを見せています。日本でもそれを追うように売上・数量ともに伸びておりまして、「レコードを買う」ことがファッションの一部になっているところです。

とはいえ、実際にレコードを聴くとなると、意外に手間がかかります。まず普通にターンテーブルだけ買っても音が出ません。フォノイコライザー付きの本格アンプが必要になりますし、そうなるとスピーカーも別途必要になってきます。意外と大掛かりな話になってくるわけです。

そんなレコードを手軽に、しかもファッショナブルに聴きたいという方にとって、「OCP-01」はちょうどいいアイテムでしょう。ターンテーブルの他にアンプとスピーカーも内蔵しており、これだけでレコードを楽しむことができます。クラファンとしては6月27日締め切りで、すでに100台限定の8,980円(24%OFF)は完売、残るは200台限定の9,580円(19%OFF)か、300台限定の9,780円(17%OFF)のみとなっています。

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■懐かしのサウンドが蘇る

このOCP-01、普段はコンパクトなトランク型となっており、閉じた状態ではレコードプレーヤーとは思えません。しかし平たい場所においてフタを開けると、ターンテーブルが出現します。LPを乗せるとボディからはみ出しますが、トーンアームがLP版対応のフルサイズなので問題なく再生できます。

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フタを閉じるとトランクに

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使わない時は棚にしまっておけます

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展開するとレコードプレーヤーに

フタの裏側には、かつての「Onkyo」ロゴが。これは1950年代に使われていたもので、いかなオッサンの筆者でもさすがにこの時代は存じ上げません。オンキヨー75年の歴史は、以下のサイトを御覧ください。

関連リンク:Onkyo ヒストリー | ONKYO 70th ANNIVERSARY Website

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フタを開けるとクラシックなロゴが

ターンテーブルの回転数は33、45、78の3切り替えですので、大抵のレコードは再生できます。トーンアームはストレートのショートアームタイプ。本来ですとバランスウェイトとかアンチスケーティング機構があったほうがいいんですが、本機は調整無しで簡単に再生できるよう作られてますので、調整するところは何もありません。そのかわりカートリッジ交換ができず、決め打ちとなります。針は専用ですが交換可能です。

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回転スピードは3段階。懐かしの12インチシングルも再生できます

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ドーナツ盤用アダプタも抜かりなく付属します
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カートリッジは固定ですが、針は交換できます

レコードをターンテーブルに乗せて、リフターレバーを上に倒します。するとリフターがアームを持ち上げてくれるので、レコードの端、目標落下地点まで動かします。そこでレバーを戻すと、油圧によってゆっくりアームが降りてきて、レコード面にゆっくり着地します。

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リフトレバー付きで初心者にも安心

リフターがないアームですと、これを全部手動でやらないといけませんので、誤ってレコード面を滑らせて「グギャギャゴゴ」と派手なスクラッチ音を立てる程度なら「カッコイイ」で済みますが、レコード面が傷だらけになってしまいますので大変です。

また再生が進行してアームが一番内側までくると、自動的に回転が停止して針の摩耗を抑えてくれます。これは嬉しいですね。止まったらリフターでアームを持ち上げ、最初の位置に戻してやります。

さて肝心の再生音は、本体両脇に2W×2Wのアクティブスピーカーが内蔵されており、ここからステレオ再生される仕組み。ターンテーブルにスピーカーを内蔵すると振動が盤面に伝わってしまうのではないかと思われるかもしれませんが、ターンテーブル部にはショックアブソーバーがあり、振動が伝わらないようになっています。

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両サイドに内蔵されたスピーカー

内蔵スピーカーの音質は、これまたレトロ。古いラジオで聴いてるかのような、ハイ上がりのサウンドです。ボリュームを上げればかなりの大音量も出ますが、ここはひとつ「レコードを鳴らしている」という雰囲気重視で行きましょう。

なお背面にはLINEオーディオ出力がありますので、そこにちゃんとしたオーディオを繋げば、普通にレコード再生が楽しめます。また表面にイヤホン端子もあるので、手持ちのイヤホンを繋いで聴くのもいいでしょう。

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背面にはオーディオ入出力端子と電源端子

一風変わった機能としては、ピッチコントロールがついています。これは回転数を可変する機能で、昔は回転数の微調整に使ったものですが、昨今はDJ向けに可変範囲を広く取る傾向があるようです。本機のピッチコントロールも、かなり可変範囲が広いです。

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大胆に可変できるピッチコントロール

もう一つ変わった機能としては、Bluetooth接続があります。レコードの音をBluetoothで飛ばせるのかと思ったらその逆で、OCP-01内蔵スピーカーをBluetoothスピーカーとして使うという機能でした。レコードに飽きたらスマホを繋いでストリーミングサービスで音楽を聴く、という使い方もできます。背面にはステレオミニのアナログ入力もありますので、ワイヤードのソースをお持ちの方はそちらを使ってもよろしいかと思います。

ボディカラーは、今回ご紹介したソニックブルーのほかに、ヴィンテージホワイト、ミスティックブラックの3色展開。一般販売時の価格は11,800 円となるようですので、欲しい方は早めにクラウドファンディングでご手配いただくのがいいでしょう。

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