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Oculus が新機能「マルチユーザーアカウント」と「アプリ共有」への対応を予告しました。

1台の Oculus Quest ヘッドセットを複数人で共有しつつセーブデータなどは別に保存したり、親アカウントが購入したアプリやコンテンツをそのまま使えるようになります。

Oculus Quest 2
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昨年10月に発売されたVRヘッドセット Oculus Quest 2 は、初代比で大幅に解像度や処理性能を向上させつつ価格は3万円台前半からと安く、日本語対応も改善してコンテンツも増え、家電量販店の店頭で販売するなど一気に手が届きやすくなりました。

速報:VRヘッドセットOculus Quest 2発表。性能倍増で大幅値下げ、国内でも店頭販売

とはいえ最初の一台として身近になっただけで、スマホのように誰もが自分用を持つにはまだまだ遠く、家族や友人が買った Quest を試させてもらったのがVR初体験という人がこれから増えてゆく段階です。

こうした場合に困るのが、現状の Oculus Quest が完全にシングルユーザー仕様で、簡単にサインアウトして切り替えもできないこと。

物理的に集まって遊ぶのが難しい昨今ですが、家族友人がVRアプリを試したくても、このシングルユーザー仕様のためゲームなどはヘッドセット所有者のセーブデータを使わせるかリセットするしかなく、Facebook製品らしくシステムにがっちり組み込まれたソーシャル機能も所有者のアカウントのまま。あくまで「横から監督しつつ一時的に」試せる程度でした。

しかし2月から提供予定のマルチユーザーアカウントとアプリ共有機能があれば、一台のデバイスを親アカウントと子アカウントの切り替えで共用できるだけでなく、親アカウントが買ったアプリを子アカウントでも使え、独立したデータを保存できるようになります。

アプリ共有は当初一台のデバイス内限定ですが、将来的には3台までのデバイスに拡大する予定です。

マルチユーザーアカウントとアプリ共有の仕様・制約・提供時期

他プラットフォームやサービスのファミリー共有と同様、無制限に「共有」されないよういくつかの制限があります。Oculusによれば、

  • マルチユーザーアカウントとアプリ共有はまず Oculus Quest 2から、2月に実験的機能として提供予定

  • マルチユーザーアカウントは、ひとつのプライマリアカウントにつき3つまでのセカンダリアカウントを足せる仕組み。(数字は暫定、フィードバックで変更の可能性あり)

  • プライマリ・セカンダリどちらのアカウントも、 それぞれのFacebookアカウントでのログインが必要

  • プライマリアカウントはデバイスごとにひとつ。変更するには端末全体のファクトリーリセットが必要 (セカンダリが買ったアプリをプライマリと共有したり、セカンダリどうしで共有はできない)

  • セカンダリアカウントは、同一デバイス上のプライマリアカウントが購入したアプリを利用できる。(許可があれば。対応するアプリ内共有を含む)

  • アプリ共有を有効にしたユーザーは、複数デバイスに同時ログインできるが、同じアプリを同時に動かすことはできない。ただし別アカウントであれば共有アプリを同時に動かすことは可能。(上記のデバイス制限の範囲内で)

アプリ開発者にとっては、複数ライセンスを販売できた(かもしれない)のに共有されてしまっては売上が減ると考えるかもしれません。(逆にアプリ共有で複数ユーザーが楽しめるからこそ買った、そうでなければ買わなかった場合、ゼロより増える可能性もありますが)。

Oculus によれば、マルチアカウントとアプリ共有はユーザーコミュニティからの要望がもっとも多かった機能であり、アプリがより多くのユーザーに届くことでコミュニティも拡大し、アプリのプロモーションにつながるとしています。

アプリ開発者でアプリ共有に対応したくない場合、ライセンス等の都合で対応できない場合は、2021年2月12日までにオプトアウトする必要があります。

オプトアウトしない場合、既存のアプリは2月13日以降、自動的にアプリ共有の対象になります。また2月13日以降に Oculus Rift および Quest 用としてストアに登録するアプリは、アプリ共有への対応が必要です。

Multi-User Accounts and App Sharing Coming Soon | Oculus