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編集部からレビューを書けと指令があり、発売日に、VR版『バイオハザード4』を購入しました。私は怖いのが苦手なので、ホラーゲームはほぼやりません。ホラー映画も見ません。

VRコンテンツは大好きだからVRのホラーには少し手を出しています。お台場の「VR ZONE」で体験した『ホラー実体験室 脱出病棟Ω』は、おどろおどろしい病棟と迫る処刑の恐怖に叫び続けました。

VRシューティングホラー『Half-Life:Alyx』も、ぬめぬめした異形のエイリアンばかり登場するのが無理すぎて、1時間でギブアップして封印しました。

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『Half-Life:Alyx』は世界観が怖い

ホラーが苦手なので、もちろんバイオハザードシリーズは一作もやっていません。「そんな私に何をやらせるんだ?」と思いつつ、叫びながらなんとかチャプター1をクリアしたのでそのレポートをお届けします。

編集部解説)

原作であるゲームキューブ版が2005年に発売された『バイオハザード4』は、主人公のレオン・S・ケネディが大統領直属エージェントとして、誘拐された大統領令嬢の目撃情報を元にヨーロッパの寒村へと向かうが、不穏な村で新たな事件の幕が上がる…。というストーリーです。

長く続くバイオハザードシリーズ内でも人気の高い作品であり、これまで様々なハードで展開されてきました。もともと『バイオハザード4』は3人称視点のゲームでしたが、Oculus Quest 2版では主観視点となっています。このため、ストーリーや立ち回りも心得ているというファンでも、また違った形で『バイオハザード4』を楽しめるでしょう。

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いきなり背後からぐわっとくる

「吐くほど怖い」と聞き、吐く覚悟でスタート。もちろんイージーモードです。

最初のシーンで、話しかけた村の人にいきなり斧で切り掛けられたとき、目の前に迫る斧に「ゥヒィィィイ!」と声にならない声が出てOculus Quest 2を投げ捨てそうになりました。

しかし、とっさに腰からピストルを引き抜き撃ち殺したあとは、なにかのスイッチが入りました。血走った目で次々襲ってくる敵をピストルでパンパン撃つうちに感覚が麻痺し、爽快感すら…。「人間の慣れって怖い…」と思いました。

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四方八方から斧投げられると、むしろ闘争本能に火がついて、ピストルから殺傷力の高いショットガンに持ち替え、ヘッドを一発狙い撃ち。至近距離でぶっ放すとまとめて2〜3人ふっ飛ぶので、引きつけて引きつけてショットするランナーズハイというかシューティングハイ状態へ…。

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少なくもチャプター1は、山あいの古い西洋の村が舞台でファンタジックな世界観。出てくる敵も人間です。ドクロが捨て置かれていたり人間の磔があったりグロいところもあるのですが、絵としての怖さや気持ち悪さは少なかったので続けられたような気がします。

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ガチガチの緊張感の中で仲間から電話がかかってくるとちょっとほっとします(笑)
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牛やニワトリが村を鳴きながらうろついているのが癒される…

VRの楽しさって、ボタンやスティック操作を行うのではなく、腰のホルダーからピストルを抜いたり、肩からショットガンを取って、両手で弾倉をガチャンと充填するような身体を使えるプレイです。

腰を落として武器を構え、360度どこから敵が現れるかわからず、後方の音にビクッと振り向いたり、壁を背にキョロキョロしながら移動するのは実にリアルな体験。

弾のリロードをミスって振り下ろされる斧を身体をよじって避けながらめちゃくちゃ焦って弾倉を掴んだり、手榴弾を間違って足元に落として目の前が爆発したりするのも、臨場感が半端なくとても面白いと思いました。

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敵か味方かわからない謎のイケメン…

長く続く名作ならではの物語に厚みがあるので、ところどころCGショートムービーを挟みながら、少しずつ謎解きしていくのも面白く、ストーリーを追いながら、頭も身体もフルに使い、主人公として映画の中に入り込んでしまうような体験は、VRならではのスペシャルな没入感ではないでしょうか。

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グラフィックも素晴らしく、Oculus Questゲームにありがちな描画の物足りなさもほとんど感じませんでした。Androidをベースにした限定されたスペックのVRデバイスの中で、PCでプレイするVRに劣らない表現力には驚きました。

地面の下草などはポリゴンを起こさずに2Dテクスチャ処理など適度に軽量化されてますが、各テクスチャの作り込みが細密で光源処理がとても綺麗なので、立体的な空気感の中かなりの没入感を持ってプレイできます。

さすがに8ギガに迫るデータ量らしくストーリーにボリュームがあり、Oculus Questで発売されているタイトルの中ではダントツに体験濃度が高いのではないでしょうか。

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物陰から怪しい武器商人が出てくるのがドラクエっぽくて雰囲気でます!

VR版バイオハザード4をプレイするためにOculus Quest 2を買った友人も数名いました。シリーズとしての強さを感じますね。

すでにプレイしている友人たちからは「失神するほど怖かった!」「めっちゃ面白かった!」「名作すぎ」といった声が届いています。

私自身は「思ったよりは怖くなかった」などと言いながら、実は、家中の電気をつけ、画面をディスプレイにミラーリングし、パートナーに張り付きで話しかけてもらいながら、怖さをやり過していました(笑) 暗い部屋での一人プレイは絶対無理です! パートナーと二人三脚で毎日少しずつ進めたいと思います。

Oculus Quest 2(Amazon)

関連リンク:バイオハザード4(Oculus ストア)

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