中国OnePlusは特定スマートフォンで一部のメジャーアプリを動作させた時に、意図的に性能を落としてバッテリー駆動時間の向上を図っていることを認めました。

今回の騒動は、プロセッサにSnapdragon 888を搭載した「OnePlus 9 Pro」「OnePlus 9」にてChromeやTwitter、WhatsAppなど人気アプリを動作させた時に性能が低下していることを、海外テックサイトのAnandTechが報じたことから始まります。一方、ベンチマークアプリを動作させた時には性能低下は起きませんでした。

さらにベンチマークアプリのGeekBenchも、この性能低下を確認。自社のベンチマークランキングからOnePlus 9/9 Proを削除したのです。GeekBenchはこれについて、「意図的なベンチマークの操作だとみなしています」と述べています。

このような事態を受け、OnePlusは海外テックサイトのXDA Developersに以下のような声明を伝えています。

「(略)OnePlus 9と9 Proを3月に発売した後、一部のユーザーからバッテリー駆動時間と熱管理に改善の余地があるとの意見を受けました。このフィードバックを受けて、当社のR&Dチームはここ数カ月間、Chromeをはじめとする数多くの人気アプリの使用時に、アプリのプロセッサ使用と最適な電力消費を調整することで、デバイスのパフォーマンスを最適化してきました。これにより、消費電力を抑えながらスムーズな操作性を実現しています。また、一部のベンチマークアプリでデバイスのパフォーマンスに影響が出る可能性がありますが、私たちが常に重視しているのは、ユーザーの皆様のためにデバイスのパフォーマンスを向上させることです」

実はOnePlus、「OnePlus 3T」や「OnePlus 5」でもベンチマークアプリ動作時にプロセッサクロックを向上させていたという騒動があります。一方で今回の性能低下はベンチマークアプリを騙していたわけではありませんが、消費者にとってはフェアなやり方とは言えません。せめて、駆動時間向上のための性能低下であるとユーザーに説明したり、あるいは選択させるなどのやり方があったのでは…と思わざるを得ません。

Source: XDA Developers, Geekbench (Twitter), AnandTech