OneMix4

世界最小のフットプリントをうたう10.1インチの2in1ノート「OneMix4」。その実機をお借りできたので、レビューしたいと思います。

11インチの iPad Pro よりも小さい

OneMix4のサイズは227×157.3×11〜17mm(幅×奥行×厚さ)で、重さも769gと、かなり小型軽量です。10インチ 2in1モデルとしては、世界最小のフットプリントをうたいます。

単体でみるとサイズ感がわかりにくいのですが、11インチのiPad Proと比べても一回り小さいというと、なんとなくサイズがつかめるでしょうか。

OneMix4
▲iPad Pro 11インチ(左)との比較

OneMix4
▲iPhone 12 miniとの比較

手に持ってみてもかなりコンパクトですが、上着のポケットにもなんとか収まった8インチ~7インチのUMPCと比較すると、さすがにやや大きく感じます。

OneMix4

ディスプレイは10.1インチ 2560x1600(アスペクト比16:10)。sRGBカバー率100%に320nitという高輝度なIPS液晶を搭載しており、発色はとても明るく綺麗です。タッチ操作もでき、筆圧2048段階のスタイラスもサポートしています。

OneMix4

標準ではスケーリングが250%となっており、表示がかなり大きく感じます。ただ、さすがに100%は厳しいですが、150%なら問題なく実用できそうです。

OneMix4
▲標準の250%だとやや大きすぎる印象。150%でも十分に利用できます

150%表示なら、ブラウザでタブを2つ表示しても違和感なく使えます。むしろ視認性が高く、使いやすいと感じます。

OneMix4

ディスプレイを背面に回すことで、タブレットスタイルとしても利用できます。こちらはOneMixシリーズ共通の特徴です。

Windows自体、タブレットで使いやすいUIとはいえませんが、スタイラスを使っての手書きメモや、イラスト描きには便利でしょう。

OneMix4

もちろんテントスタイルでの利用も可能。画面サイズが10.1インチと余裕があるので、動画視聴にも向くと思われます。

OneMix4

インターフェースは向かって右側面に指紋センサー兼用の電源ボタンとUSB 3.0のType-C、3.5mmジャック。向かって左側にUSB 4.0のType-Cが2つとmicroSDカードスロットを備えます。OneMix3までは搭載していたUSB-Aは、OneMix4では省かれました。

最近ではUSB-Aがなくて困ることは減ってきているので、使用する際に困ることはないでしょう。

OneMix4
▲向かって右側面(上)と左側面(下)

なお、一般的なWindowsノートPCと同様、背面のヒンジ側に吸気口があります。

OneMix4

キー配置はやや特殊なものの、ほぼフルサイズを実現

キーボードのキーピッチは、18.5mmを確保しており、これまでのOneMixシリーズよりも大幅に打ちやすくなりました。記号類の配置はやや特殊ではありますが、数字キーとファンクションキーも独立して用意されるなど、十分使い勝手に配慮した様子がうかがえます。

また、OneMixシリーズの特徴でもあった光学式のポインティングデバイスが省かれた代わりに一般的なタッチパッドを搭載(数字キーなどが窮屈になった感もあります)。タッチパッドのサイズは90x47mmで、操作性は極めて良好。2本指でのスクロールや3本指、4本指でのジェスチャー操作にも対応しており、通常のノートPCと遜色なく利用できます。

打鍵感は、従来のOneMixシリーズとほぼ同じ。適度な反発がある打ちやすきキーボードです。

OneMix4
▲レビュー機は英語配列ですが、これは先行予約でのみ選択可能。一般販売分は日本語配列のみとなります

マニア向けだけではない実用的な小型PC

今回のレビューで使用した実機の構成は、Core i7-1160G7にメモリ16GBのOneMix4プラチナエディション。Core i7-1160G7は、TDPが7~15WのUP4仕様のため、よりハイスペックなノートPCに採用されるUP3(12~28W)仕様のCPU(Core i7-1165G7など)には劣りますが、その分、発熱や性能、バッテリー持ちなどのバランスを取った、よりモバイル向けの仕様ともいえます。

そんなCore i7-1160G7の性能を確認するためにも、最後にCINEBENCH R23とFFベンチを実行してみました。

CINEBENCHの結果はマルチコアで2544pts、シングルコアで1150pts。ファイナルファンタジ-XIV: 漆黒の反逆者 ベンチマークの結果は、1920x1080 標準品質(ノートPC)のフルスクリーンモードで「3579」となりました。

OneMix4

これだけであれば、オフィス系文書はもちろんのこと、3Dを多用するゲームでも軽めの設定にすればそれなりに遊べると考えられます。

OneMix4

メインマシンとして利用するなら、外部ディスプレイに接続したほうが快適かもしれませんが、外出時にはこれだけでも十分作業できる性能といえるでしょう。

これまでの小型PCは、どうしてもごく一部のマニア向けで、実用性は二の次というイメージが持たれていましたが、OneMix4なら一般ユーザーにも受け入れてもらえるかもしれません。