中国スマートフォンメーカーのOPPOはイベントにて、スマートフォン向けの光学式5軸手ブレ補正技術や無段階ズーム技術、新イメージセンサーなどを発表しました。

OPPOが開催したイベント「Future Imaging Event」にて公開された、これらの新技術。まず光学式5軸手ブレ補正に関しては、レンズ部品とイメージセンサーの両方を動かすことで、5軸の手ブレ補正を実現しています。

具体的な動作としては、振動が小さい場合にはボールベアリングモーターでレンズ部品を駆動し、振動が大きい場合にはレンズだけでなく形状記憶合金によるイメージセンサーの駆動も組み合わせます。これにより、従来の光学式手ブレ補正より3倍の角度の補正が可能だとOPPOはうたっているのです。

このような光学式5軸手ブレ補正は、本格的なデジタル一眼カメラではおなじみの技術。しかしスマートフォンの小さな筐体で同様の機能を実現するとは、驚嘆の一言です。OPPOによれば、同技術を初めて採用したスマートフォンは2022年第1四半期(1月〜3月)に登場する予定です。

近年はハイエンドスマートフォンを中心に採用が広がっている、高倍率の光学ズームを可能にする「ペリスコープズーム」。これまでは光学10倍(例:35mm換算で240mm)など倍率が固定されていましたが、OPPOは内部レンズをスライド移動させることで、85mm〜200mmの連続光学ズームが可能になるとしています。なお、こちらの技術の市場への投入時期は不明です。

さらに、次世代RGBWセンサー(赤緑青に白の画素をくわえたもの)も発表。このセンサーは従来型センサーと比較し、光の取り込み性能が60%向上し、同時にノイズを35%低減できるとしています。OPPOによれば、同センサーは今年の第4四半期(10月〜12月)に同社の新型スマートフォンに搭載される予定です。

このように、特徴的なスマートフォン向けカメラ機構を多数公開したOPPO。しかし競合他社からも、中国Vivoのジンバルカメラシャオミのリキッドレンズディスプレイ下カメラなどの特徴的なカメラ機構が発表されており、今後もスマートフォンのカメラ性能は急速な発展を遂げることになりそうです。

Source: OPPO Future Imaging Event (YouTube)