OPPO Enco

OPPO Japanは8月23日、完全ワイヤレスイヤホン「OPPO Enco Free2」「OPPO Enco Buds」を発表しました。いずれも8月下旬に発売予定となっています。

OPPOのEncoシリーズと言えば、これまでW51やW11といった名称が使われていましたが、今回から名称ルールが変わったようです。なお、Free2はW51の、BudsはW11のそれぞれ後継モデルとなります。

OPPO Enco Free2(Amazon) OPPO Enco Buds(Amazon)

ANC対応のOPPO Enco Free2

OPPO Enco Free2は、アクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載したモデル。前モデルのW51では最大35dBの減衰をうたっていましたが、Free2ではさらに強化され最大42dBを減衰させるとのこと。

OPPO Enco Free2

また、ノイズキャンセリングの効き具合をユーザーの耳の構造やイヤピースの装着状態に合わせて調整することが可能。イヤピースが耳にあっているかを確認できるフィットテストもあります。

そして、音の聞こえ方自体をパーソナライズできるのが大きな特徴となっています。テストには、1回3分ほどかかります。かなり小さな音を聞き取ることになるので、できるだけ静かな環境で行いましょう。テストでは左右それぞれに低音や高音まで何パターンかのを音が流れるので、それが聞こえるかどうかを「はい」「いいえ」で答えていきます。

最終的には自分の耳の特性が表示され、素のままの状態と最適化した場合とを聴き比べることもできます。もちろん、最適化が気に入らなければ使用しないという選択もできます。実際に聞き比べてみたところ、最適化を行った方が、あきらかにクリアに聞こえるようになりました。

OPPO Enco Free2

各種操作はイヤホン表面のシングルタップ(再生/一時停止)、ダブルタップ(再生/一時停止、前へ、次へ)、トリプルタップ(音声アシスタント、ゲームモード)で行えます。左右別々に操作を割り当てられますが、設定できる操作自体は限定的です。

長押しは左右共通で、ノイズキャンセルのオン、オフ、トランスペアレントモードの切り替えです(オフは使わずオンとトランスペアレントモードの切替のみということは可能)。また、表面のスライド操作では、音量調整あるいは曲の切替を選択できます。この操作は直感的でわかりやすいです。

なお、イヤホン(とアプリ)はiOSでも利用できますが、iOSではタッチコントロールのカスタマイズができません。

OPPO Enco Free2

肝心の音質ですが、非常にクリアで低音から高音まで、楽器の音がちゃんと別々に聞こえる(音がバラバラという意味ではなく)感じです。低音は若干弱めな印象ですが、音の広がりも感じられ、個人的にはかなり好きな音質です。

形状的にフィット感がいいからなのか、パーソナライズされているからなのか、長く聴いていても疲れる感じもしません。ANCもきちんとエアコンなどのノイズをカットしつつ、圧迫感も少なめです。

OPPO Enco Free2

対応コーデックはAACとSBCで、バッテリー駆動時間はイヤホン単体で4時間、充電ケース併用で20時間(いずれもANCがオンの場合)。イヤホンはIP54の防水防塵性能もあります。


軽量コンパクトなOPPO Enco Buds

OPPO Enco Budsは、ANC非対応な安価なモデル。外観的な印象は前モデルのW11から変わってはいませんが、イヤホン重量が4.0gと軽量(W11は4.4g)になり、長時間の利用でも疲れにくくなったとのこと。

OPPO Enco Buds

ANCのほか、Free2にあった音質のパーソナライズなどの機能もなく、装着検知にも非対応。この辺りは価格相応と言ったところでしょう。

タッチ操作のカスタマイズはFree2よりも少なく、シングルタップ(再生/一時停止)、ダブルタップ(再生/一時停止、前へ、次へ)、トリプルタップ(音声アシスタント、ゲームモード)、長押し(音量を下げる、音量を上げる)のみ。スライド操作はありません。なお、こちらもiOSのカスタマイズは非対応です。

OPPO Enco Buds

音質ついては、低音がやや強調され過ぎで、高音は伸びが足りない印象。全体的に、音の広がりも感じられません。聞く曲やジャンルにもよりそうですが、ボーカルも低音に埋もれがちです。単体で聴くと十分に価格以上の音は出ていると思いますが、Free2と聞き比べてしまうと、どうしても劣っている部分が目立ちます。

装着感も「耳に何か入っている」という違和感があり、付け心地に関しても、Free2のほうが上だと感じました。ただ、この辺りは個人差も大きいので、実際に試して欲しいところです。

OPPO Enco Buds

対応コーデックはAACとSBCで、バッテリー駆動時間はイヤホン単体で6時間、充電ケース併用で24時間。イヤホンはIP54の防水防塵性能もあります。


低価格ANCは激戦区に

最近では、NOTHING ear(1)や、Beats Studio Budsなど、1万円台でANC搭載かつ高音質をうたうイヤホンも増えてきており、激戦区となってきました。単に価格が安いだけでは、すでに生き残れない状況です。正直なところ、Enco Budsはあえて選ぶ理由を感じませんが、Enco Free2については音質、装着感、操作感を含めて悪くない選択肢ではないかと思います。情勢的に難しいところもありますが、ぜひ量販店などで視聴して欲しいイヤホンです。

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