auはOPPOのフラッグシップAndroidスマホ「OPPO Find X2 Pro OPG01」を2020年3月23日に発表、7月22日に発売しました。本製品は日本市場ではau独占販売。Snapdragon 865、RAM12GB、ROM512GB、有機EL、トリプルアウトカメラと盛り盛りスペックながら、9万2040円とコスパ抜群です。今回本製品をOPPOより借用したので、主要機能のチェックに加えて、特に優れているとうたわれている急速バッテリー充電機能を試してみました。

フラッグシップらしい充実のスペックだが、FeliCa非対応

OPPO Find X2 ProはOSに「ColorOS 7.1 (based on Android 10.0)」、SoCに「Qualcomm Snapdragon 865」を採用。メモリー(RAM)は12GB、ストレージ(ROM)は512GBを搭載しています。microSDメモリーカードには対応していませんが、512GBあれば十分ですよね?

ディスプレイは6.7インチの有機EL。解像度はQHD+(3168x1440ドット、513ppi)、輝度は800cd/平方m(通常時)・1200cd/平方m(HDRコンテンツ再生時)、色域はP3カバー率100%、コントラスト比は5,000,000:1。そしてリフレッシュレートは最大120Hz、タッチサンプリングレートは最大240Hzと、ゲーミングスマホと同等のスペックを備えています。なお、ディスプレイ表面はCorning Gorilla Glass 6でカバーされています。

カメラは、広角約4800万画素(ソニー製IMX689、1/1.4型、F1.7、OIS)、超広角約4800万画素(ソニー製IMX586、1/2型、F2.2、6Pレンズ)、望遠約1300万画素(10倍ハイブリッドズーム、最大60倍デジタルズーム、F3.0、OIS)、インカメラ約3200万画素(F2.4)という構成。静止画は最大8000x6000ドット、動画は最大4K/60fpsで撮影できます。

通信機能は、5G+4G LTE+WiMAX2+、Wi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.1、NFCをサポート。FeliCa非対応なのでおサイフケータイは利用できません。

カラーはブラック(セラミック)とオレンジ(ヴィーガンレザー)を用意。本体サイズは約165.2×74.4×8.8mm(ブラック)/9.5mm(オレンジ)、重量は約217g(ブラック)/約200g(オレンジ)。ボディーはどちらのカラーもIPX8、IP6Xの防水、防塵性能を備えています。

バッテリー容量は4260mAhで、連続待受時間は約540時間。独自の充電技術「SuperVOOC フラッシュチャージ2.0」により、約10分で40%、約38分でフル充電できるとうたわれています。この点は実際に試した結果を後述します。

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▲画面占有率は93.1%

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▲本体底面にUSB 3.1 Type-C端子、nanoSIMカードトレイを装備。3.5mmイヤホン端子は用意されていません

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▲右側面に電源ボタン、左側面にボリュームボタンを配置

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▲生体認証はディスプレイ内蔵型指紋認証センサー。顔認証にも対応しています

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▲インカメラはパンチホール仕様

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▲nanoSIMカードトレイはシングル仕様

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▲本体以外に、TPU製ソフト保護ケース、保護フィルム(貼り付け済み)、ACアダプター、USB Type-Cケーブル、イヤホン、イヤピース、SIMカードスロット用ピン、説明書類(クイックガイド、安全ガイド)などが同梱されています

AnTuTu Benchmarkで余裕の60万超え

クアルコムから「Snapdragon 888」が発表されましたが、OPPO Find X2 Proは前世代とはいえハイエンドプロセッサーであるSnapdragon 865を搭載しており、現行Androidスマホ最高クラスのパフォーマンスを備えています。

今回AnTuTu Benchmarkを実行したところ、総合スコアは612652。トップの「HUAWEI Mate 40 Pro」が661059を記録していますが、その約93%のパフォーマンスを発揮していることになります。ゲームに割り当て可能なボタンは装備されていませんが、ゲーミングスマホとしても十二分に活躍してくれる処理性能を持っています。

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▲最大パフォーマンスを発揮させるためには「設定→バッテリー→高パフォーマンスモード」を有効にする必要があります

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▲「AnTuTu Benchmark」の総合スコアは612652、「Geekbench 5」のMulti-Core Scoreは3085、「3DMark」のWild Lifeのスコアは3794

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▲記事執筆時点(1月6日)のAnTuTu Benchmarkのランキングで4位に入りました

ペリスコープ型望遠カメラにより、常用可能な10倍ハイブリッドズーム

リアカメラは広角約4800万画素、超広角約4800万画素、望遠約1300万画素という構成。広角、超広角にソニー製高解像度イメージセンサーを搭載しているだけに、解像感は非常に高いです。また、発色も実際の色に忠実で、強い色が画面を占めていても色が転ぶようなことはありませんでした。

さらに、本製品はペリスコープ型の高倍率望遠カメラを搭載しているだけに、10倍ハイブリッドズームであれば大画面テレビでも鑑賞に耐える解像感で撮影できます。さすがに60倍デジタルズームはかなり用途が限られますが、個人的に30倍デジタルズームで撮影した写真は、L版での印刷であれば実用レベルの画質が保たれていると感じました。

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▲上から望遠、超広角、広角カメラ

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▲超広角カメラで撮影(元画像を1000x750ドットにリサイズ) イメージ情報: 4000x3000ドット、シャッタースピード: 0.001s (1/979)、F値: f/2.2、ISO感度: 100、測光方式: Center weight

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▲広角カメラ(1倍)で撮影(元画像を1000x750ドットにリサイズ) イメージ情報: 4000x3000ドット、シャッタースピード: 0.000275s (1/3636)、F値: f/1.7、ISO感度: 100、測光方式: Center weight

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▲広角カメラ(2倍)で撮影(元画像を1000x750ドットにリサイズ) イメージ情報: 4000x3000ドット、シャッタースピード: 0.000283s (1/3530)、F値: f/1.7、ISO感度: 100

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▲望遠カメラ(5倍)で撮影(元画像を1000x750ドットにリサイズ) イメージ情報: 4000x3000ドット、シャッタースピード: 0.000765s (1/1307)、F値: f/3.0、ISO感度: 100、測光方式: Center weight

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▲望遠カメラ(10倍)で撮影(元画像を1000x750ドットにリサイズ) イメージ情報: 4000x3000ドット、シャッタースピード: 0.000732s (1/1367)、F値: f/3.0、ISO感度: 99、測光方式: Center weight

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▲望遠カメラ(60倍)で撮影(元画像を1000x750ドットにリサイズ) イメージ情報: 4000x3000ドット、シャッタースピード: 0.001s (1/931)、F値: f/3.0、ISO感度: 99、測光方式: Center weight

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▲広角カメラ(1倍)で撮影(元画像を1000x750ドットにリサイズ、ナンバーにモザイク) イメージ情報: 4000x3000ドット、 シャッタースピード: 0.000636s (1/1573)、F値: f/1.7、ISO感度: 125、測光方式: Center weight

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▲広角カメラ(マクロモード)で撮影(元画像を1000x750ドットにリサイズ) イメージ情報: 4000x3000ドット、シャッタースピード: 0.008s (1/129)、F値: f/2.2、ISO感度: 100、測光方式: Center weight

同梱の65W ACアダプターなら約36分でフル充電完了

さて、OPPO Find X2 Proには、独自の急速充電技術「SuperVOOC フラッシュチャージ2.0」が採用されています。これは電圧を抑えた特許技術の充電方式で、バッテリーへの負荷を軽減、発熱を抑制しつつ、効率的に充電できるとうたわれています。

そこで今回、バッテリーの充電時間を検証するために、バッテリー0%から100%までの充電時間を「Pixel 4 XL」と比較してみました。どちらも充電に使用したのはOPPO Find X2 Proに同梱されている純正ACアダプターです。

その結果は、OPPO Find X2 Proが36分15秒、Pixel 4 XLが2時間6分36秒。OPPO Find X2 Proのバッテリー容量は4260mAh、Pixel 4 XLは3700mAh。OPPO Find X2 Proのほうがバッテリーの容量が560mAh多いのに、約28%の所要時間で充電を終えたことになります。

OPPO Find X2 ProのACアダプターは65W、Pixel 4 XLのACアダプターは18W。ACアダプターの差が如実に表われたわけです。もし寝る前にACアダプターに接続するのを忘れても、OPPO Find X2 Proなら朝の支度の間に充電を済ませられますね。

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▲OPPO Find X2 Pro付属のACアダプターの仕様は、入力100-240V~1.6A、出力5V 2A、10V 6.5A、容量65W

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▲Pixel 4 XL付属のACアダプターの仕様は、入力100-240V~0.5A、出力5V 3A、9V 2A、容量18W

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▲OPPO Find X2 Proは36分15秒で充電完了

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▲Pixel 4 XLは2時間6分36秒で充電完了

他社製フラッグシップモデルと同等のスペックで10万円切り

他社製フラッグシップモデルと同等のスペックを詰め込みつつ、10万円を下回る価格を実現したOPPO Find X2 Pro。高性能、高機能を手頃な価格で入手したいという方なら、最初に購入を検討すべき一台と言えます。