HomePod

アップルは12日(米現地時間)、初代HomePodを販売終了すると発表しました。すでに日本向け公式オンラインストアでも「在庫がなくなり次第終了します」と明記されています。

ただしアップルは今後も引き続きソフトウェアアップデートと、Apple Careのサポートは提供するとも述べています。

HomePodは音声アシスタントSiri対応のスマートスピーカー。2018年2月に米国ほかで発売され、日本での発売は約1年半遅れで2019年夏のことです。

アップルが米TechCrunchに対して出した公式声明は、次の通りです。

HomePod miniは昨年秋のデビュー以来ヒットしており、お客様に素晴らしいサウンド、インテリジェントなアシスタント、スマートホームコントロールをわずか99ドルで提供しています。わが社は、HomePod miniに力を注いでいます。初代HomePodの販売は終了しますが、アップルのオンラインストア、アップル直営店、アップル正規販売店では在庫がある限り販売を継続します。アップルはHomePodをお使いのお客様に、ソフトウェアアップデートとApple Careによるサービス&サポートを提供します。

開発に5年以上もかけたというHomePodは、高偏位ウーファーと7つのホーンツイーターを内蔵。6つのマイクで反響を計測して分析する空間認識や、ビームフォーミングと壁の反射により広く奥行きある音場を再現する機能も備え、アップルの持てる音響技術の粋が尽くされていました。

その一方で1台3万2800円(税別)と高価格な上に、1台だけではモノラルのためステレオ再生には2台が必要。さらには外部入力も一切なく、実質アップル環境専用といえる敷居の高さは否めませんでした。

後継機となったHomePod miniは日本では1万800円(税別)で、初代HomePodの約3分の1という安価さです。2台を連携してステレオ再生モードもありますが、家中に置いた複数台にそれぞれ異なる曲を流す「マルチルームオーディオ」や屋内で内線通話ができる「インターコムモード」など、音質よりも多機能に重きが置かれた趣となっています。

記事執筆時点では、日本向けオンラインストアではスペーグレイとホワイトの両方とも購入できます。初代HomePodは商業的には成功したとは言い難いものの、研究開発により得られたノウハウはAirPods Proの空間オーディオ機能など、様々なアップル製品の中で生き続けていきそうです。

Source:TechCrunch(US)