スマホで海中撮影、HUAWEI P40 Pro 5Gのシュノーケリングケースを試す

耐海水10m×高倍率ズームの魅力

石井徹(TORU ISHII)
石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2020年07月1日, 午前 09:20 in snorkeling
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P40 Pro 5G シュノーケリング ケース

カメラに注力しているファーウェイのスマホに興味深いアクセサリーが存在します。「HUAWEI Snorkeling Case(シュノーケリング ケース)」と呼ばれる製品で、耐海水10mの水中撮影に対応するスマホケース。その名の通り、シュノーケリングで使うことが想定されています。

スマホでの防水対応は特に珍しくもない機能の1つとなりましたが、海水中で使えるスマホはごくまれです。たとえば京セラのTORQUEシリーズのようなタフネス性能に特化したスマホなら対応製品もありますが、タフネススマホの多くはカメラ性能は最良ではありません。

一方でHUAWEI P40 Pro 5Gはタフネススマホではありませんが、デジタル50倍ズーム対応の4眼カメラなど、カメラ性能の高さをウリにした製品です。このスマホを海中撮影に対応させるケースと併用すればどんな写真が撮れるのか、沖縄の海で試してみました。

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■日本未発売ながら技適も取得済み

ファーウェイのシュノーケリング ケースはP30 Proなどに対応するものと、P40 Proに5G対応するものの2種類が発売されています。ただしいずれも日本では未発売となっています。

「HUAWEI P40 Pro」が日本向けに発表された際、ファーウェイ・ジャパンの担当者にたずねてみたのですが「日本発表時点ではシュノーケリング ケースの取り扱い予定は無い」という回答でした。

そこで筆者はケースを販売している国から取り寄せることにし、日本版のP40 Pro 5Gと組み合わせて使っています。P40 Pro 5GはAmazonで10万9000円ほどで購入。シュノーケリング ケースは中国の通販サイトAliExpressにて1万2000円ほどで入手しました(なお、中国での直販価格は599元・約9000円です)。最新の高性能なスマホとはいえ、水中撮影を試したいがだけに14万を支払うのは少し高すぎるかもしれません。

P40 Pro シュノーケリング ケース

香港経由で届いたシュノーケリング ケースですが、ケースの外箱や説明書には世界各国の言語で説明が記されていました。さらに各国の認証もきっちり取得しており、日本の無線電波認証制度の表示、いわゆる「技適マーク」も番号とともに記載されています。日本で使う上でも法令上の問題はありません。

P40 Pro シュノーケリング ケース
パッケージでは多言語対応の一環として日本語の説明も記載。技適マークやリサイクルマークも表示されています

シュノーケリング ケースはスマホを保護するケース部と、シャッター部の2つのパーツから構成されています。両パーツはカメラに三脚を固定するネジとしてお馴染みの1/4インチ ネジで固定されており、取り外してワイヤレスシャッターとして使うことも可能です。

ケースの厚みはスマホのサイズにピッタリ合うように作られており、入れたままでもタッチ操作が可能です。スマホを挿入すると、画面上で接続の設定が表示され、ワイヤレスシャッターを使えるようになります。なお、P40 Pro 5Gの出荷時から貼られているペタペタした質感の画面保護フィルムは、このケースを使う際には剥がす必要があります。保護フィルムを付けたままケースに入れると、密着しすぎてしまい取り出せなくなります。

P40 Pro シュノーケリング ケース
P40 Pro シュノーケリング ケース
ケースの防水製は 上部のキャップで確保する設計。開閉用のヒンジは2段ロック構造になっています。

■実際に潜ってみた

ところで、なぜ筆者がP40 Pro 5Gとシューケリング ケースを買ったのかというと、シュノーケリングをする予定があったためです。もともとスマホ好きが高じて各種ガジェットの記事を書いている筆者にとっては、南の島でのつかの間のバカンスでも、スマホを活用する動機をねじ込みたくなる性分があります。

そのために10数万円の出費をするのはやりすぎなようにも思えますが、「Google Playの無いスマホを試したかった」というEngadget 編集長と似たような動機もつけてP40 Pro 5Gを購入しました。

HUAWEI P40 Pro 5G
写真でお伝えしきれないのが残念ですが、シルバーフロスト色の落ち着いたたたずまいは注目に値します

P40 Pro 5G自体についてはすでにレビューも多いため割愛しますが、かつて使っていたWindows PhoneやFireFox OSのスマホよりも格段に実用的という印象です。Google Playこそないため万人向けにオススメはしませんが、SNSが使えるデジタルカメラ代わりのサブ機という感覚なら及第点は確実に超えます(とはいえ、それに11万円出せる人は少数派だとは思います)。

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前置きが長くなりましたが、「シューケリング ケース」の実力をみてみましょう。先般のコロナ禍における外出自粛が解除されたタイミングで沖縄にて2回のシュノーケリングを行いました。

シューケリング ケースのボタンからスマホを起動すると、水中撮影モードに切り替わり、シャッターボタンを押すだけで写真を撮りためていけます。さらに超広角から50倍ズームまでの画角切り替えや、動画撮影や自分撮り(セルフィー)も可能です。

珊瑚礁の楽園、沖縄の海に泳ぐ色鮮やかな魚たちを撮りためていきました。以下はHUAWEI P40 Pro 5Gで実際に撮った写真です(掲載の都合上、縮小しています)。

P40 Pro 5Gで撮影
HUAWEI P40 Pro 5Gで撮影
P40 Pro 5Gで撮影
HUAWEI P40 Pro 5Gで撮影
P40 Pro 5Gで撮影
HUAWEI P40 Pro 5Gで撮影
P40 Pro 5Gで撮影
HUAWEI P40 Pro 5Gで撮影
P40 Pro 5Gで撮影
HUAWEI P40 Pro 5Gで撮影

水中撮影モードでは水中での赤色の減衰を補う補正機能がありますが、写真によっては、青みが強かったり、解像感が足りないものもありました。そうした写真はP40 Pro 5G本体の画像編集機能で手早く修正が可能です。

動画撮影も超広角や最大15倍デジタルズームといったこのP40 Pro 5Gの特長を生かした撮影が可能です。ただし、カメラの切り替えが発生する時に一瞬画面全体が紫色になる現象やキーンというノイズが入るときもあるなど、まだ発展途上という印象。Go Proのようなアクションカメラお安定感には及ばないようです。

OLYMPUS TOUGH TG-06
TORU ISHII

参考までに、以下にはタフネスコンデジで撮影した写真も添えておきます。オリンパス製の最上位モデル「Tough TG-6」で撮った作例です。さすがに餅は餅屋というべきか、特にホワイトバランスの調整はP40 Pro 5Gよりも安定している印象があります。

なお、Tough TG-6は本体のみで15m防水対応。別売のハウジング装着で45m防水もサポートします。オリンパス直販の価格は5万8300円となっています。

OLYMPUS TOUGH TG-06で撮影
OLYMPUS TOUGH TG-06で撮影
OLYMPUS TOUGH TG-06で撮影
OLYMPUS TOUGH TG-06で撮影
OLYMPUS TOUGH TG-06で撮影
OLYMPUS TOUGH TG-06で撮影

取り回しの良さと撮像性能の良さではコンデジに軍配があがりますが、機能面ではP40 Pro 5Gは高倍率ズームや超広角対応など引けを取らない面もあります。

さらにP40 Pro 5Gはスマホだけに、SNSなどでのシェアがしやすいのもメリット。標準アプリストアのHUAWEI AppGalleryの品揃えはまだまだ貧弱ですが、Amazon アプリストアからTwitterやInstagramなどもインストールして使えます。GMS非対応なだけにGoogle Photoが使えない点も痛いところですが、すでにP40 Pro 5Gが手元にあるなら、1万円台の追加出費で10m防水にできる「シューケリング ケース」はなかなか魅力的なアイテムとも思えます。

 
 

 

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