NASA/JPL-Caltech/ASU/MSSS
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NASAの火星探査ローバーPerseveranceのチームは、火星のジェゼロクレーターにある、かつては湖と川の三角州だったエリアに、微生物の痕跡を探すのに「最適な場所」を特定したとの研究結果を発表しました。

決定的なのは、Perseveranceが三角州の端に位置する"Kodiak"と呼ばれる岩の画像を取得したことでした。この画像は火星でも最も保存状態が良く見える地質学的な堆積物の層があることを示しています。またそこから北東にある断崖にも玉石がゴロゴロと転がっている層があり、そこに川があったことを示しています。

ジェゼロクレーターの湖は、その歴史の初期には、クレーターの東側の縁を覆うほどの水位があったと考えられています。またその歴史において、湖の水位は数十m単位で上下し、最終的には完全に干上がってしまいました。その間の水の流れは、これまで考えられていたよりもはるかに複雑に、時間ともに大きく変化したことが、取得した画像からわかるとのこと。

この発見は、いつか地球へ持ち帰るためのサンプルを集める際、研究者らにとって貴重な時間を節約する助けになりそうです。またなぜ火星が乾ききった土地に変わってしまったのか、その理解を深めるためにも役立つかもしれません。

Source:NASA