今さら聞けないPhotoshop Camera 梅雨シーズンでも映える写真を

「ブルースカイ」レンズで記念写真に自然な補正も

井上晃(AKIRA INOUE)
井上晃(AKIRA INOUE)
2020年07月9日, 午後 03:30 in photoshop camera
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アドビが6月に公開した「Photoshop Camera」(フォトショップカメラ)。ジメジメとした梅雨シーズンでもでも結構遊べます。本稿では、同アプリを一週間使ってみたうえで、その概要と印象についてお届けします。

Photoshop Cameraとは

Photoshop Cameraは、昨年のAdobe MAXで発表されてからクローズドベータ版で提供されていましたが、6月10日より一般向けの正式提供を迎えました。システム構成は、iOS12以降のiPhone 6s以降、およびAndroid 9以降の一部デバイスをサポートします。対象年齢は13歳以上で、アドビアカウント(無料)でのログインが必要です。

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▲Photoshop Cameraの「必要システム構成」より。AndroidはPixel、Galaxy、One Plusの一部デバイスをサポート

Photoshop Cameraでは、撮影中または撮影済みの静止画に対して、「レンズ」と呼ばれる効果のセットを適用できるようになっています。アドビ社のAIプラットフォームである「Adobe Sensei」を活用した被写体や背景の自動認識が行われ、レンズに応じた自動編集が行われる仕組み。レンズはリリース時点で80種類が利用できるようになっており、今後も随時追加されていきます。

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▲左下のアイコンをタップして、レンズの一覧を選ぶとリアルタイムでエフェクトが適用される。人が写っているときには、人向けのレンズにアイコンが付いてレコメンドされる

撮影画面では、左下に表示されるアイコンをタップし、レンズを選択します。なお、画面左上の地球儀アイコンまたは、レンズ一覧の最後尾にある「さらに追加」をタップすることで、ライブラリを表示し、新たなレンズをダウンロード可能です。

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▲「さらに追加」や地球儀アイコンからライブラリを表示し、レンズを追加できる

ちなみに、執筆時点で使えた15種類のレンズ全てをダウンロードした状態で、使用したストレージは694.9MBでした。1GBまではいかなかったものの、将来的に使用するレンズの数が増える場合には、こまめに管理しておいた方が良さそうです。

編集操作はこの3種類を覚えておこう

さて、Photoshop Cameraで覚えておきたい編集操作は3つあります。1つ目は、レンズの選択です。実は、タップ操作で選択したレンズに対して、複数の仕上がりが用意されており、レンズを適用した後に、画面の左右スワイプで効果を切り替えられます。

(※ライブラリに見出しで表示されるレンズは執筆時点で26項目でしたので、リリース時点で80種類という情報はこのスワイプでの切り替えを含めた内容のようですね)。

こうしたレンズそのものの切り替えは、これは撮影中も撮影後も行えます。

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▲たとえば、「ポップアート」レンズなら5つのバリエーションがまとまっている

2つ目は撮影後に行うレンズ効果の編集です。これはさらに2種類に大別でき、背景などのカスタマイズと、適用するフィルターの強弱の調整があります。

写真を撮影後は、シャッターボタンの右にあるアイコンをタップして表示される、「PsCスタジオ」というタブに、写真が仮保存されます。これをタップすると、編集画面が起動します。なお、すでに撮影した写真にレンズを適用したい場合は「カメラロール」から選択してください。

レンズ内に動かせるオブジェクトがある場合には、それを2本指で移動可能。編集画面にある十字のアイコンをタップすると、レイヤーがどこにあるのか可視化されます。また、アニメーションが付与されるレンズの場合には、再生アイコンをタップしてオン・オフを切り替え可能です。

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▲上部の上下左右矢印をタップで背景の位置を可視化可能。2本指操作で位置をずらしたり拡大したりできる

また、フィルターの強弱については、適用中のレンズを再度タップ。表示される「プロパティ」の画面で、スライダを調整する仕組みになっています。カスタマイズできる項目はレンズごとに異なります。ちなみに、背景にイラストなどをガッツリ合成するタイプのレンズでは、主に前景のみが変更され、合成された背景の色味は変化しません。

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▲例えば「空想」のレンズでは「暗さ」と「フィルター強度」が変更できた

3つ目は基本的な写真の編集です。編集画面の右上にあるアイコンから一般的な写真の編集項目を調整できます。こちらはもスワイプでの編集が可能。イラストなどの背景には影響しません。

ちなみに、そのほか「Photoshop Express」などと連携することも可能ですが、本稿では詳細について割愛します。

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▲右上のメニューをタップすると、編集項目が表示される

さて、どんな風に使ったものか…

Photoshop Cameraは、手動での合成などを行わないエントリー層向けのアプリ——という建前ではありますが、Photoshopを使える人にとっても使い方次第で化けそうだなという印象を抱きました。Adobe Senseiの精度がかなりよいので、単純にいろいろ使っていると楽しいですし、何より一瞬で適用されるのでラクです。

実践的な活用方法として思いつくのは、風景写真の編集です。例えば、観光名所で記念撮影したものの、当日の天気がどんより曇っていてなんだか残念な写真だったりした場合、「ブルースカイ」を使って、それを簡単にリメイクしてあげられそう。夕方〜夜だったら「天体」も良いですね。「アナログ」を使えば、フィルム写真のような味わいを出せます。ここらへんのレンズが一番実用性高い気がします。

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▲梅雨空を晴天にする「ブルースカイ」レンズを適用(右)

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▲「天体」レンズを適用(右)

また、食べものや小物を撮影した写真も工夫次第で面白くなりそうです。「ダップル」を適用すると木陰でティータイムでもしてる風な写真になりますし、花に「カラーエコー」をかけるとそれだけでデザイン素材として使えそうな雰囲気になりますよ。

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▲「ダップル」を適用(右)

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▲「カラーエコー」を適用(右)

あとは、自分で描いたイラストにレンズを適用するのもなかなか面白いですね。境界線が微調整できない故に、「既存のイラストでやってみたらこうなった」感を共有しても面白いかもしれません。

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▲昔描いた落書きに「混合メディア」を適用(右)。線画に適用できるレンズが増えると面白いかもですね。地の素材感を変えるとか

一方、筆者としては、SNSにセルフィーや人の写真を投稿することや、友人をお洒落に撮影したりする機会もまずないので、ポートレート系のレンズは活躍する機会がほとんどないだろうな、と感じました。

アーティスティックなレンズもどぎつく感じるものが多いので、なかなか難易度高めです。ツールがシンプルゆえに、かなりセンスが問われると感じます。

もちろんふんわりした雰囲気の「グラム」など使いやすそうなレンズもないわけではありません。長期的に使い続けるかどうかは、今後追加されるレンズ次第かなと思いました。

Gallery: アドビ「Photoshop Camera」を一週間しっかり使ってみました | of 12 Photos

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