Engadget

ピクミンが、好きすぎる

ゲーマーを歩かせることに関して世界一長けたNianticが、任天堂の「ピクミン」を題材に位置情報ゲームを開発するという報道を聞いたときから、私はそれなりに覚悟を決めていました。「むちゃくちゃ歩くんだろうな」と。

同じくNianticが作った名作ゲーム「Ingress」も大好きでしたし、「ポケモンGO」も楽しかった。そして今回は「ピクミン」なのです。想像するだけでウルッとくる。ピクミンがカワイイから? いやいや、もちろん可愛いですけれども、外見だけじゃないんです。

ピクミンシリーズは、この20年間、どんなにイカしたゲームが現れようと我が心のベストゲームTOP3としてキラキラ輝き続けています。チャーミングかつ最高にエレガントで、血湧き肉躍る不朽の名作。私はピクミンたちのことを、ヒリヒリした世界で共に励ましあった大切な戦友のように思っています。(ちなみに、ピクミンと同じくらい好きなのは、デッド・スペースとゴッド・オブ・ウォーです。アドレナリン多めに出るゲームが好き!)

思い入れありまくりの状態で『Pikmin Bloom(以下、ピクミン ブルーム)』リリース日を待ち構え、11月1日(月)に晴れて日本でもリリースされたのを機にひたすらプレイしています。

本稿を書いている11月7日(日)の22時現在、私のピクミンは131匹。合計歩数は81,943歩。いつもと比べると2倍ちかく歩きました。

pikminbloom_hanamori
歩いてピクミンの苗を育て、ピクミンを率いて歩きまくり、ピクミンが拾ってきた果物や苗をよしよしと受け取り、ピクミンに甘い蜜を吸わせ、花を咲かせるゲームです。リュックの数字はその日の歩数です

攻略情報を一切仕入れずに泥臭くガツガツ歩いて「こりゃいいぞ」と思ったことを交えつつ「ピクミン ブルーム」をご紹介します。

アシックスのウォーキングシューズが火を吹くぜ

「歩くことが楽しくなりますよ」と言われて、「やったー」って思う人はどのくらいいるのでしょう。私は正直「どっちでもいいな」と思っています。ライフログへの熱も今はちょっと落ち着いているので「歩いた軌跡がわかりますよ」と言われても「ふーん」くらい。

その消極的な状態から「今日もスニーカー履いちゃお」とか「駅近物件に住む必要なかったかも」とか、あんなに遠く感じていたセブンイレブンが近所に乱立しまくってると感じるようになったので、私は今回もNianticの狙いどおり、歩くことを楽しむようになりました。もう初日から歩きたくてしょうがなかったですし、チャンスがあれば知らない土地に行ってみたくてたまらない。

ということで、兎にも角にも歩きやすい靴が必要です。アシックスのウォーキング専用シューズを買っておいてよかった。

あとは、テクニカルなことは必要ありません。ただただ「ピクミンたちよ、増えなさい」と静かに念じながら苗をプランターにセットして、ピクミンを率いて歩けばよいのです。ゲームで必要なものはピクミンたちが拾ってきてくれます。できれば音声ありでプレイしてください。音楽もSEも何もかも心地良いので。(これは後述します)

「ポケモンGO」や「イングレス」よりもサクサク歩いてる

実は、ピクミン ブルームを始めた最初の3日間くらいは、私は今までのピクミンで染み付いてしまった「軍勢(ピクミン)をもっと増やさねば……」という焦燥感の名残りでプレイしているのだと思っていました。

ところが、ピクミンブルームには怖い敵はいませんし、競う要素もありません。ひたすらピースフル。でもどんどんピクミンを増やしたくなる。なぜなら、ピクミン ブルームのピクミンたちは、苗を拾った場所ゆかりの存在だからです。「なかよし度」が上がると、ピクミンは自分の生まれた場所に一回戻って、特別なアイテムを拾って帰ってきます。

pikminbloom_hanamori
渋谷のバーミヤンで拾った苗から出てきたピクミン。名前は「赤ピクミン」のままでもOKですが、自由入力もできますし、「おすすめ」で土地ゆかりの名前をつけることも可能。ということで「バーミヤン付近の赤ピクミン」にしました。新宿でGucciピクミンもゲットしました。

じゃあピクミンほしさに渋谷のビックカメラ付近にたむろするかといえば、一切してません。サクサク通り過ぎています。「ポケモンGO」や「Ingress」との大きな違いは、「そこに立ち止まる必要があんまりない」ことです。これが私にはすごくうれしいことでした。

旅行先で美しい景色をみてるときは、その景色そのものに没頭したいんです。サグラダ・ファミリアを前にしてスマホを覗き込んでポチポチ戦うのは、私はあんまり好きじゃなかった。(イングレスはバリバリやりましたけども)

でも、ピクミン ブルームの場合は、歩いている最中に何がなんでも操作する必要はありません。プレイヤーと一緒に歩くピクミンたちが苗やフルーツを勝手に拾ってくれるので、私がゲーム上でやることといえば、「今から少し歩くから花を咲かせるか」と決めたり、「あそこにフルーツがあるらしいから“おつかい”に行きなさい」とピクミンたちに後で指示を出すくらいなのです。「おつかい」はレベル6から遊べます。

とはいえ、「おつかい」の場面があまりにかわいいので今はまだ立ち止まってスマホをちょいちょい見てしまいます。

pikminbloom_hanamori
「おつかい」に旅立つピクミンを見送るときはみんなで見送ります。見送るピクミンも「イエーイ!」と小躍りしているので、彼らにとって「おつかい」は、なんかめでたい行事らしいです。おつかいから戻ってきたときも、普段ウロウロしているピクミンがビシッと整列して出迎えます。

おつかいの所要時間はプレイヤーと目的地の距離に応じて長くなります。ピクミンたちが片道2時間かけて大きなオレンジを運ぶ様子は、リアルタイムで確認できます。ピクミンもガチで歩いてんだな〜とわかる。

しかも、そのときピクミンたちは「よいしょ、よいしょ」と声を出してるんですよね。おつかい先に向かっているときの声と、荷物を抱えているときの声が少し違うのもニクイ! ピクミンは今回も健気で働き者。泣ける。ということで、個人的にピクミンブルームのサウンドはマストです。

もう少し慣れたらピクミン ブルームの画面を見つめる時間を減らしてもいいなーと思っています。

ポストカードを友達と送り合うのが楽しい

「おつかい」がはじまると、もう一つ楽しいことが待っています。なぜだかはわからないのですが、ときどきピクミンたちはおつかい先で記念撮影をして、それをポストカードとして私にくれるんですよ。(楽しそうに記念撮影しているので、彼らに課したミッションは過酷なだけじゃないんだな……ってホッとします)ポストカードをくれる確率は、体感的に35〜40%くらい。

で、もらったポストカードは、フレンドに送ることができます。フレンドに送ったポストカードは私の手元からは消えるのですが、なにせガンガンおつかいさせるし、ピクミンもガンガン記念撮影して帰ってくるので、同じポストカードを再びもらうこともあります。

pikminbloom_hanamori
お友達からもらったポストカードにも位置情報が入っているので、地図上にプロットされていきます。LAからも届きました。

私の場合、直接の知り合いだとわかるフレンドにのみ自分の地元のポストカードを送っています。もちろん「東京の名所!」みたいなポストカードも良いものですが、「で、ここどこ?」みたいな謎の看板とか石像のポストカードを送るほうが、生々しくておもしろいです。

この7日間で全身クタクタですし、ハイヒールの出番がすっかりなくなってしまいました。でも、夜はぐっすり眠れるようになりましたし、セブンイレブンに行くのも苦じゃなくなった。なによりピクミンが131匹も私のスマホにいる。最高。もっと増えてほしい。明日もピクミンを率いて歩き回ろうと思います。

Pikmin Bloom(App Store)

Pikmin Bloom(Google Play)

 

※エンガジェット日本版は記事内のリンクからアフィリエイト報酬を得ることがあります。



 

関連キーワード: Niantic, news, gear, game, gaming, Ingress, review
0シェア
FacebookTwitter

Sponsored Contents