Lim Huey Teng / reuters
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マレーシアプトラ大学の研究者らは、パイナップル農家が大量に廃棄するパイナップルの葉を使ったバイオコンポジット材料でドローンを開発しました。このドローンは合成繊維を使った場合に比べて軽量高剛性という特徴を持ち、さらに低コストに製造ができるとのこと。

試作されたドローンは約1000mまで上昇して飛行でき、約20分間飛び続けることができました。研究者らは、より大きなサイズのドローンを作れば、画像センサーを搭載して農業や空中からの点検作業といったようとに用いることが可能になるだろうとしました。またもしロストしてしまった場合は、この材料でできたフレームは2週間ほどで分解され土にかえる可能性があると研究者は説明しています。もちろんバッテリーやモーターといった部品がそのまま捨て置かれてしまうのはよくありませんが、

毎年1回、パイナップルを収穫したあとに廃棄されるパイナップルの葉や茎をドローンの材料として活用できれば、農家は収穫の拡大にドローンを利用できるようになり、作業がはるかにしやすくなると、ドローン設計の支援をしているNGO”Unmanned Drones Activist Society:無人ドローン活動家協会”のWilliam Robert Alvisse氏は述べています。

またパイナップル農家のIrwan Ismail氏は「新型コロナによる問題は健康だけでなく経済活動に打撃を与え、絶望的な状況になりつつあります。収入を増やさなければなりません」とコメントしました。

本来なら廃棄するだけだったパイナップルの葉や茎をドローンの材料として売れるようになれば、農家はいくらかの収益を得ることができ、さらに焼却処分量が減れば環境面でも効果をもたらす可能性が考えられています。

source:Reuters