米グーグルの次期スマートフォン「Pixel 6(仮称)」への搭載が噂されている独自プロセッサ「Whitechapel(開発コードはGS101)」について、海外メディアがその詳細を伝えています。

Androidスマートフォン情報に強い海外テックメディアの9to5Googleによると、Whitechapelは韓国サムスンと共同開発されるプロセッサになります。サムスンはスマートフォン向けに独自プロセッサ「Exynosシリーズ」を展開しているのですが、WhitechapelもExynosプロセッサと多くの共通点があるようです。

まずプロセッサの頭脳となるコアとして、Whitechapelは2基のCortex-A78、2基のCortex-A76、4基のCortex-A55からなる「3クラスタ」設計になるとされています。このような3クラスタ設計はSnapdragon 888やExynos 2100といった最新プロセッサで採用されているものの、Whitechapelは前述のプロセッサのように強力なコア(Cortex-X1)を1基搭載しているわけではないので、そのパフォーマンスはトップレベルというわけではなさそうです。またGPUにはExynosシリーズと同じくValhallアーキテクチャにもとづいた「Mail」が、そしてモデムにはExynosと共通する「Shannon」モデム搭載されると予測されています。

そしてWhitechapelではAI(人工知能)やセキュリティ関連の機能がプロセッサに統合されることで、より優れたパフォーマンスと電力消費の削減が期待されています。これは、Pixel 5での搭載が噂されていたものの実現しなかった画像処理プロセッサ「Pixel Visual Core」や、新型セキュリティチップ「Dauntless」の統合を意味しているようです。

このように、サムスンとの協力関係を色濃く残しながらも、独自機能を積極的に取り込むことが予測されているWhitechapelプロセッサ。米アップルによる「Aシリーズ」プロセッサに続き、グーグルが独自開発プロセッサに参入することになるのかどうかに注目が集まります。

Source: 9to5Google