米Googleが今秋の投入を予定している新型スマートフォン「Pixel 6シリーズ」に搭載される「Tensor」プロセッサのものとされるベンチマークスコアを、XDA DevelopersのチーフエディターことMishaal Rahman氏が伝えています。

TensorはGoogleが独自に開発するプロセッサで、サーバー向けにAI(人工知能)・ML(機械学習)処理を提供する、同社の「TPU(Tensor Processing Unit)」プロセッサの流れを組みます。詳細なスペックは公開されていませんが、Pixel 6シリーズでもTensorの恩恵によりAI・MLを活用した新たな機能が搭載される予定です。

今回Mishaal Rahman氏が掲載したのは、ブラウザの動作速度を計測する「Browserbench」のベンチマークスコアです。なお、スコアの計測には大画面モデルのPixel 6 Proが利用されています。

ToDoリストアプリに項目を追加/削除するシンプルなテストのSpeedometerでは、Pixel 6 ProはSnapdragon 888を搭載した「Galaxy S21 Ultra」と「ASUS ZenFone 8」に迫るスコアを計測しています。さらに、Snapdragon 765を搭載した前モデル「Pixel 5」からは大きく性能が向上しています。

JavaScriptやWebAssemblyの処理をテストするJetStream 2でもその傾向は変わらず、Pixel 6 ProのスコアはGalaxy S21 UltraとASUS ZenFone 8に肉薄しています。

ただし、今回のテストは正式に販売された製品で計測されたものではないことは、注意する必要があります。しかし、昨年末に搭載プロセッサが登場したハイエンドプロセッサのSnapdragon 888に迫る性能をTensorが達成しているのは、悪くない兆候です。おそらくですが、Pixel 6シリーズでは重量級のアプリやゲームでも苦なく動作させることができるでしょう。

10月初旬のリリースが噂され、日本ではソフトバンクが取り扱いを表明しているPixel 6シリーズ。近年のPixelシリーズはその戦略がいまいちはっきりせず、昨年投入されたPixel 5シリーズは中途半端なミッドレンジスマートフォンという印象でした。しかし今年のPixel 6シリーズは高性能かつGoogleらしい独自機能を搭載した、魅力的な端末となりそうです。

Source: Mishaal Rahman (Twitter)

Via: 9to5Google 1