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ドイツの高級スポーツカーメーカーRimacが、電気ハイパーカーで知られるクロアチアのRimacの株式を買い増しし、持株比率を24%に引き上げました。

Rimacと言えば、Amazonプライム・ビデオが制作した元Top Gear三人組の『The Grand Tour』で、リチャード・ハモンドが大破炎上させた車のメーカーです。しかし、RimacにはEV用パワートレイン、バッテリー、インフォテインメントその他電動化技術のサプライヤーとしての顔もあり、むしろビジネス的にはこちらの方が重要と言えるかも知れません。

今回の株式購入でRimacとの関係をより強固にしたポルシェは、発表にあわせてすでにRimacに対して将来の「非常に革新的なシリーズコンポーネント」の発注を済ませているとしました。

Rimacのマテ・リマックCEOは2020年のインタビューでアストンマーティン、ケーニグセグ、ルノー、ピニンファリーナとの提携実績があると述べています。そして、ポルシェが当時が開発中だった車(車名は出さず)を3か月で「より良くする」と申し出てそれを実現し、相手を驚かせることに成功したと語っていました。またヒュンダイに対しても、パフォーマンスを重視したEVの開発をバッテリーとパワートレイン分野で手助けしたとしています。

ポルシェAGの財務/IT担当で取締役会副会長のルッツ・メシュケ氏は、2018年にポルシェがRimacの株式10%を取得して以来、Rimacがプロトタイプや限定車向けのハイパフォーマンス技術重視の姿勢に興味を持っっているとしており、これまでに「ポルシェやハイテク分野の他のメーカーにとって、ティア1(一次請け)サプライヤーになるための十分な道を歩んで来ている」と評しています。実際Rimacは、1900馬力を誇る電気ハイパーカーRimac C2でもその高い技術を証明済みです。

テスラのようなメーカーは最初に高級EVをラインナップし、徐々に大衆向けのEVへと下ろしていくことで収益確保と大量生産体制の整備を行いつつ、会社としての規模を拡大しています。それに対してRimacは、同じEVの分野でも自前でハイパーカーを開発しつつ、収益性の高い高級EVへの主要コンポーネント供給で効率よく収益を拡大しています。

Source:Rimac